5.2 境界部分の修正方法 1 (
2枚の画像のレイヤー間での修正 )
1) 輪郭切り抜き
1枚の画像を撮影している間に被写体が動いてしまい、次に撮影した画像と輪郭がつながらない場合に
使います。
動物や浮かぶ船、風になびく植物などが近くに写っている場合に必要となるテクニックです。
☆ 下の例では左右の画像の船の位置が波で変わっており、船の途中で画像をつなごうとしてもうまく
いきません。
このような場合は撮影時、右の画像に船全体が写るように重ね合わせ部を多くします。
重ね合わせ部の 1/2
で切り取る基本に対し、右画像の船の画像全体を活かします。
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@ 2枚の画像をつなぐ場合
上の例では、右の船の外形を
全て活かします。
( 本来は重ね合せ 1/2 の線 )
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A 右画像から
船の
画像を全て使い、左の
赤線部より左を切り取
ります
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B 左画像にAの画像を重ねます
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C 左右の画像の位置を正確に
合わせます。 ( 境界線を分かり
易く赤線で示しています) |
D 完成画像
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☆ 次の例は海岸の波打ち際のつなぎかたです。
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@ 左右の画像の境界を
赤線で示し
てあります。 波の押寄せる状態
に気をつけて撮影しましたが、波
の形状は毎回異なるのでつなが
りません。 |
A 右画像の波の形状の
輪郭で、左画像とつな
がるように切り取ります
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B Aの画像を左画像に重ねます。
境界がわかるように赤線で示し
てあります。
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C 完成した画像 |
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