|
5 まとめ ☆ デジカメのノイズの発生状況 ・ 気温に大きく影響を受け10℃以下に比べ20℃以上になるとノイズが倍以上に増加する ・ 露光時間が1秒を越えるとノイズが増加しだす ・ ISO感度が大きいほどノイズが増加する ・ カメラによってノイズの色合いや発生パターンが異なる。 特性を理解して対応が必要 ・以上の結果を総合して 手持ちのカメラ2機種での温度に対するノイズの影響を無視できる露光時間を下記 グラフにした。 しかし、レタッチで明るさを上げるとノイズが浮き出るので更にノイズ発生の少ない条件で 撮影する必要がある。 ノイズ限界を3測定法で決めた場合の温度別 露光時間 |
Nikon D100 | Olympus E10 |
. 6 画像のノイズ除去方法 便利テク コーナーにノイズのある画像をレタッチで修正方法を掲載しましたので試してください。 6.1 ノイズ画像差分合成除去法 6.2 フィルタリング(ノイズ除去) 7 関連情報 ・ 最近のディジタルカメラで長時間露光時のノイズ除去機能が付いているものがあります。 その一つは 6.1 ノイズ画像差分合成除去法を使用しているものと思われます。 ( ノイズ除去撮影モードでは、露光時間が2倍になり、この伸びた間にノイズ画像を撮影し合成している ) ・ 原理では CCDに比べ CMOSの方がノイズが多いとされているが、製品の性能ではCMOSセンサ使用の 上級機で、ノイズが極めて少なく 低温時には 10分もの露光をしてもノイズが目立たない機種が出ています。 遠景夜景撮影でのデジカメの2つの大きな欠点 ( 近景のネオンサインやビルなどの明るい夜景は除く ) (1) 露光光量許容範囲(ラチチュード)がフィルムに比べて狭い (2) 長時間露光ができない ( ノイズが増加するため ) この2つ目の課題についてはだいぶ改善された機種が出てきたようです。 ( 最近、上記原因で夜景撮影の頻度が少なくなった。 今回新調した機種は夜景のノイズの点では従来機と 大差なく、むしろノイズが青みがかった明るい輝点が目立ち使用しにくい状況で残念です ) ・ 天体のCCDカメラ撮影ではマイナス60℃にまで冷却しノイズを極限まで減少させる対策が取られています。 |