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. 1 概要 デジカメでは下記のような場合、撮影した画像にノイズが現れます。 1) 夜景等の長時間露光 2) 暗い対象を感度を上げ撮影 3) 画像センサのドット欠陥 このノイズの発生原因とその性質に関して パノラマ科学館 デジカメのノイズ をご覧ください。 3) は全てのデジカメで、いつでも起こりますが、欠陥の数は少なく ほとんど気にしないで済んでいます。 今回は特に 1) 2) のノイズに対するレタッチ法です。 別の方法 ノイズ画像の差引合成 は デジカメ画像のノイズ消去法(1) をご覧ください。 2 条件 (1) Photoshopを使用してレタッチします 3 方法 先ず元画像と、ノイズ処理後の画像をご覧ください。 これだけ縮小するとその効果は明確ではありません。 処理は Photoshop の フィルター − ノイズ − ダスト&スクラッチ ; 半径 1ピクセルで処理後、 ノイズにより画像全体がオレンジ色がかっているので イメージ − 色調補正 − カラーバランス で調整しました。 処理の状態 詳細を見るために、元画像の黄色枠内を元ピクセルサイズで次に示します。 この(6)の状態です。 . . 上の元画像の黄色枠内を元画像で表示し、各種のフィルター効果を比較しました。
4 応用・補足 ・ 画像により適切な効果が異なる場合があるのでいくつかの方法を試してみると良い結果を得られます。 またダスト&スクラッチは 処理の半径を指定できるので 1または2ピクセルを指定し、輪郭との具合で良い方を選びます。 ・ フィルタのノイズ処理とシャープを組み合わせると効果がある場合があります。 ノイズフィルタでピクセル単位のノイズがぼけた後に同時にぼけた輪郭をシャープにすることでノイズを減らし輪郭をシャープに戻す原理です。 ・ ホームページ用などで縮小画像として使用する場合、上記処理をした後解像度を1/2程度にし、もう一度ノイズフィルター処理をすることで効果を強化できます。 ・ チャンネルの青を指定し、青のみをぼかすことで効果が上がるという情報もありますが、私の試した中では最良の効果を得られた実績はまだありません。 5 関連情報 ・ ノイズの発生原因とその性質に関して当サイトの パノラマ科学館 デジカメのノイズ ・ ノイズ画像の差引合成 による方法は当サイトの デジカメ画像のノイズ消去法(1) . |