パノラマ科学館  我が家のミニ・ソーラー発電システム

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    [4.7] 製作編 : カヌー用電動ポンプ (1)
 目次 [1]構想編  [2]システム設計編  [3]特性測定編  [4] 製作編  [5]技術情報編 [ 7]参考情報編  [9]その他
 


  1 はじめに

   趣味でインフレータブル・カヤック(空気式カヌー)で川下りをしている。
   保管・移動時には空気を抜き、スタート地点で空気を注入する。
   空気量が多いのでハンドやフットポンプでは数百ストロークしなければならず電動ポンプを使用している。


 カヌーは2艇所持。2人用で妻と川下りをする


 このくらいの瀬のある川も楽しんでいる。

 
 1人用カヌー、もう少し大きな瀬も楽しんでいる。



 電動ポンプ 2種を持っている

 左; 当初から使用している物。 大きめで2人用タンデム艇にも十分な空気量を送ることが出来る
 コールマン 充電式クイックポンプ 1.5kg

 右; 電車回送時に持っていくために軽量なポンプを購入
 コールマン クイックポンプ4D  0.83kg と約半分

  2 外観とバッテリー交換のために分解
 
 
 
コールマン 充電式クイックポンプ 外観と交換用バッテリー
 バッテリーが劣化したので同等品を購入し換装した。
 6V 4Ah
 

 ・ ポンプの使用状況

 2008.8から使用開始し、約80回のカヌーの充電を行った結果、容量が極端に減少した。
 当初はタンデムダッキー(2人乗)を3回ほど膨らませる能力があったが、最終的には十分に充電しても、  1回膨らませるのがやっとの状況となった。

 この状態でバッテリー端子電圧を測定すると、無負荷で4.0V と極めて低くなっていた。
 ACアダプタでチャージ中も 4.7V 400mA。
 そこで バッテリー交換することとした。

 後に解ったが、付属しているACアダプターの充電器は、充電コントロール機能が無いようだ。
 これを知らずに、3日以上も充電し続けたための過充電と、ポンプ消費電流が大きく、10A以上流れているため、放電電流過大による劣化と思われる。
 これ以降2〜3時間で充電を止めるようにした

 側面のビスを外し中央から開く
 底面にシールが付いているので剥がさないで蝶番代わりに残す
 

 開いた姿
 小さなポンプとバッテリー、スイッチがパーツの単純な構造
 

 構造詳細
 

 右端にあるジャックは、充電用。
 ACアダプターのプラグを挿入するとバッテリーの回路が切れポンプは動作できない。
 この接点にポンプの大電流が流れるため、100回以上使用した段階で、接触不良が発生し動作しなくなった。
 接点部分を磨いて取り敢えずの処置とし再び動作可能となった。
 
 2013.9.25 追記

 * 一般的には動作しなくなると故障と判断し廃棄してしまうだろう。
  接点容量は恐らく1〜4A程度に対し、10A以上流しているので、直ぐに接触不良を起こすだろう。
 

 更に使用したら片側のサイドチューブを膨らませ、他方に移ったとき回転しなくなった。
 分解してみると左記ジャックの接点が黒く変色し、接触不良を起こしていた。
 接点を磨いても短期に再度故障すると思われ、プラグ挿入で切断する接点の両端をジャンパー線で接続した。
  ポンプのOn/Off スイッチで、Off時にしか充電されない配線となっているので、ジャックで敢えて着る必要がないので従来と同様な動作となるので問題ない。
 
 2014.2.1 追記
 

 3 重量
 
   重量 [ g ]  
 コールマン 充電式クイックポンプ  1500  680L/分
  内 6V4Ahバッテリー  850  

 4 充電ACアダプター仕様

  7.5V 300mA   無負荷出力電圧 13V 実測 約16V

 5 内蔵バッテリー

  6V 4Ah
  開ける前には充電式Ni-H等が入っているのかと想像していたが、ナント 密封型鉛バッテリーだった。
 


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