スイス ハイキングと列車の旅
 
 18 ユングフラウ鉄道

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 グリンデルワルト滞在2日目、ヨーロッパの最高地点 ユングフラウヨッホ観光に出掛けた。
 観光後、ハイキングも予定されている。
 8時半にホテルを出発、徒歩で10分ほどのグリンデルワルト駅。
 

 グリンデルワルト、アイガー、ユングフラウ地図。
 どちら方向が景色が良いか考えながら座ったが、次のグリンデルワルト・グルント駅がスイッチバックだったので反対になってしまった。 


 グリンデルワルト駅に到着

 

 グリンデルワルト駅

 ヴェンゲルンアルプ鉄道 9:17分発の電車に乗車。
 

 ホテルから見えていた牧歌的な斜面を登っていく

 アイガーの北壁を正面に見ながら
 アイガーと逆方向の座席だったため、窓に接近できず写り込みが。
 

 

 クライネシャイデック到着。
 ここでユングフラウ鉄道に乗り換える
 

 乗ってきたヴェンゲルンアルプ鉄道

 ユングフラウ鉄道 奥の列車に乗る
 


 貨車もある。
 

 クライネシャイデックを出発。 アイガーが迫ってくる
 
 ユングフラウ鉄道は全長9.3km。
 軌間1000mm。 ラックレール式。
 最大勾配250パーミル。
 三相交流 1125V 50Hzで電化。
 
 1896年よりユングフラウ鉄道(総称)の建設が開始され、
 1898年にアイガーグレッチャー駅まで完成し営業開始。
 1912年8月にユングフラウヨッホ駅が開かれた。

 上部約7kmはアイガー、メンヒの硬い岩盤をくり抜いた急勾配のトンネル。 この中に、アイガーの外を見ることの出来る窓が開けられ、駅があり、一時下車して眺められる。
 山中のトンネルから外の景色を見るための展望台を設ける構想は、設計者のA.G.ツェラー(1839-1899)によるもの。
 鉄道の開通前に死去。
 建設中は、この穴から掘り出した岩を落としたそうだ。

 クライネシャイデック方向を振り返る。
 左に黄色い電車が見えるのはヴェンゲルンアルプ鉄道 ヴェンゲルン方面への路線。
 

 雪崩防護トンネル。 この路線は積雪期も、1年中運転されているのは凄い
 

 美人の車掌さんが検札に回ってきた

 アイガーグレッチャー駅から登り方向。 この先アイガーとメンヒの中の岩をくり抜いたトンネルが7km
 グレッチャーは独語で氷河の意味。正面がアイガー氷河。
 

 トンネルに入り最初のアイガー北壁に設けられた アイガーヴァント駅。 ヴァントは壁の意味。 登り列車のみ停車。


 列車は数分停車するのでアイガー北壁に空けられた窓を見物できる。
 ホテルから夜にアイガーの中腹に見えた明かりの場所だ。
 

 アイガー北壁の窓。 昔は吹きさらしだったそうだが今はガラス窓がはめられている。
 

 アイガー北壁を登坂中の妻

 アイガー北壁からの眺望。 左上に乗換駅、クライネシャイデックが見える。 ( 下写真は拡大 )
 4枚合成。 画像の不足部分は周囲の色で塗りつぶしてあります。


 クライネシャイデック(右上) と下山中にハイキングするコース方面。水色の池も見える
 

 いろいろな国の観光客がいる。 ギリシャの方達か?
 

 

 2つめのトンネル内駅、アイスメアー 氷の海を意味する。
 ここも登り列車のみ停車。
 下り列車とこれら2つの駅で交換する。
 

 こちらの窓も見物。 アイガー東壁に空けられている。
 

 外の景色も一変。 氷河だ
 

 10:55 終点 ユングフラウヨッホ駅。 ユングフラウの肩の意味。 ヨーロッパでもっとも標高の高い鉄道駅 標高 3454m
 

 駅はトンネル内、更に歩いて進む。

 長いトンネル。 これが100年前に掘られたとは驚きだ。

 鉄道建設の設計者 A.G.ツェラーの像。
 完成前に亡くなったようだ。
 

 ヨーロッパ最高地点 3571mは最高地点展望台のスフィンクス・テラスの標高。
 

 


  世界遺産のアレッチ氷河。 氷河の長さは23.6km(2001年12月時点) ユーラシア大陸西側で最大の氷河。
 中心部は年180 - 200mのスピードで動いている。

 


 アレッチ氷河を目の前に
 

 高山で見かけるキバシガラス。 名前の通り嘴は黄色、足はオレンジ色
 

 ユングフラウ鉄道の観光開発史を展示するアルパイン・センセーション
 

 工事の写真。 トンネル掘削の人員輸送の列車か。
 JBは Jungfrau barn ユングフラウ鉄道の略語。
 今もその名前、ロゴだ。

 氷の洞窟、アイス・パレス入口
 

 氷で囲まれたトンネル。 滑らないよう注意して

 氷をくり抜いた窓で記念撮影
 

 ユングフラウを目の前に見られる展望台プラトー

 プラトーから ユングフラウ 4,158m。 Jungfrau (独)、 Young Lady (英) 若い娘の意味。
 

 ユングフラウ、スイス国旗と記念撮影
 

 最高地点展望台のスフィンクス・テラス。
 残念ながらエレベータの工事中で行けなかった。
 岩の中を約100m堀抜いて作られている。
 

  スイス ユングフラウヨッホ プラトー 360度パノラマ 連続写真 
画像をクリックすると、別ウインドウが開きスクロールします。

 83+39kB 2015.7 
 ユングフラウヨッホの駅からトンネルを抜けると ユングフラウとメンヒが目の前に
 ユングフラウ 4,158m とメンヒ 4,107m が目の前に。電車に乗ってこのアルプスの光景を眺められ感動。
 アイガーはメンヒの後に隠れて見えない。 15枚つなぎ写真です
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 現在の気温、深夜から今日の最低気温 −6℃
 

 スタンプ、旅行記録ノートに記念で貼り付け

 土産物屋も。 物価が高く見るだけ〜
 

 

 なんと日本でも見かけない丸ポストが。

 山岳郵便局姉妹締結20周年の表示。
 富士山5合目簡易郵便局とユングフラウヨッホ山頂郵便局
 

 帰りの電車、運転席が見えた

 
 3つ下の駅、アイガーグレッチャーで下車。
 そこからクライネシャイデックまでハイキング。(次ページ)
 

 アイガーを眺めながら下る
 

 防雪トンネル内で列車交換


 すぐ後に着いてくる次の電車。 閉塞区間内なのだろうが
 2〜3列車が間を少し開けてつながっている。 こういう運転方式もあるのか。
 

 グリンデルワルト・グルント駅
 

 ついラックのポイントに目がいく

 グリンデルワルト駅 到着
 

 

 グリンデルワルト駅

 ユングフラウ鉄道でユングフラウヨッホへ 動画

 


 ・ 100年前に開業した観光用の鉄道、それだけでも凄いと思うのに、アイガーの岸壁の内部を掘ったトンネルには驚愕。
  実は、事前に調査し 地図で見るとアイガーの頂上を回るように路線があった。
  あの断崖のアイガーにどのように線路が敷かれているのだろうと不思議に思っていたが、
  現地で聞き納得と同時にビックリ。
  現代ならシールドマシンがあり、1日に何mか堀進められるが、当時で14年間で完成したのは凄い。

 ・ 日本も凄いとは思っていたが、スイスの鉄道、ロープウエイなどの技術は別格の感がある。
  高山で積雪も半端でないはずなのに、1年中運行されている。
  クライネシャイデック駅付近にラッセル車が置かれていた。
  

 ・ ユングフラウヨッホの観光に対する思い入れも感じ、ユングフラウ、メンヒのアルプスの景観を満喫した。
 

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