ニュージーランド大好き 2008

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 マウントクック タスマン氷河ハイキング
 

 2008.1.25 マウントクックビレッジのハーミテージホテルから マウントクック山の東側、フッカー氷河の末端が見える展望台までの往復ハイキングに行った。

 100年前には氷河の表面だったという丘の尾根までの斜面を登り、真下のターミナルレイク、遠く氷河末端が見える展望台までの往復ハイキングだった。


 展望台からのタスマン氷河末端部
 溶けた氷がターミナルレイクに浮かんでいる


 マウントクックビレッジの小高い丘から望遠
 手前が国道8号 左手前でビレッジ、斜め右に 三叉路があり左折すると左上:タスマン氷河駐車場に向かう砂利道。 左上の丘手前を流れるフッカー川 下写真の鉄橋も見える


 タスマン氷河への道の途中フッカー川に架かる鉄橋
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 タスマン氷河への道の途中にフッカー川に架かる鉄橋 ビレッジから国道8号線を左折するとしばらくして渡る
 橋は1車線でこちら唐が優先の交互通行 
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 途中に急な岩肌を落下する滝があった
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 タスマン氷河展望台ハイキングコースの駐車場
 ビレッジから車で約20分
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 タスマン氷河展望台ハイキングコースの駐車場 パノラマ写真 左の道は山岳コースに近いトラック
 タスマン氷河へは右の休憩所・トイレの左を抜けていく
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 駐車場から左へのボールシェルターへの道 ( 3時間 )
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 これから先は保守されて居らず、周期的な洪水のため車での進入は推奨しない 注意!  とある
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 小屋の先に一部木道があった 表面にプラスチックの
 滑り止めメッシュが張ってある。 初めて見た設備だ

 タスマン氷河への道は小屋から100mほどで分岐する
 左は展望台、右はターミナルレイクへ
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 さらにしばらく進むと展望台へは右だが、左分岐先に
 急な坂を5分余登るとブルーレイクの展望台がある
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 分岐で振り返ると車で来た砂利道がよく見える

 ブルーレイク 名前から美しい湖を想像して登ったが...
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 途中で美しい鳥がさえづっていた
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 タスマン氷河展望台に到着 中央にマウントクックが見え手前に氷河湖、氷河の塊が浮かんでいる
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 タスマン氷河ターミナルレイク 看板があった
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 タスマン氷河の看板 右の原文対訳参照
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 タスマン氷河のターミナルレイクに浮かぶ氷







 タスマン氷河展望台の説明看板の内容

 知らなかった衝撃的なことが書いてあったので
 文字をコピーし対訳した

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 " Where's the glacier? "
  氷河は、どこに?

The desolate scene before you might look more like a giant quarry than New Zealand's biggest glacier but in fact the rock rubble strewn across this hummocky landscape (called "surface moraine") is usually only a metre or two thick.
あなたの前の荒涼とした場面はニュージーランドの最大の氷河ではなく、巨大な採石場のように見えるかもしれません、しかし、実際、このでこぼこの景色(「表面の氷堆石」と呼ばれる)全体でばらまかれる岩粗石は通常わずか厚さ1〜2mほどです。

 Beneath it there is still great depth of glacial ice - about 200 metres of it at the head of the lake and as much as 600 metres opposite the Ball Shelter 9km north of this lookout.
氷河の氷の下は大変深い - 先端での高さは200m、この展望台から北9kmの北にあるボールシェルターの反対側では600mです。

Like all glaciers in temperate parts of the world the Tasman Glacier has been shrinking rapidly over the past century or so, losing on average about 0.5% of its total volume each year. The accumulation of surface moraine is one consequence of this ice recession ; so too is the down-wasting of the surface of the glacier and the formation of the rapidly enlarging terminal lake. Twenty years ago this new "Lake Tasman" was little more than a scattering of small sinkholes. And a hundred years ago you would have had to clime ABOVE this lookout to get onto the glacier surface.
世界の温暖な地域のすべての氷河と同様に、タスマン氷河は前の世紀(100年)にわたって急速に縮小しました。
そして、毎年全体積の0.5%が平均して失われています。
表面の氷堆石の蓄積は、この氷河縮小の1つの結果です; また、氷河の面積減少と共に急速にターミナルレイクが大きくなっています。
20年前、この新しい「タスマン湖」は、散在する少数の小さな穴にすぎませんでした。 100年前にはあなたは氷河の表面に到達するには、この展望台まで登ってこなければならなかったでしょう。

All the large natural lakes in the Mackenzie Basin (Tekapo, Pukaki and Ohau) were created in much the same way when huge ice -age glaciers issuing from the Mount Cook rezion began retreating 14,000 years ago. Prior to that the Tasman Glacier had advanced to a maximum length of 85km with an ice surface at least 700m above this lookout point.
マッケンジー盆地のすべての大きな自然湖(テカポ湖、プカキ湖 とオハウ湖) はマウントクック地域では氷河期に全く同様に生成され、14,000年前から後退を始めました。
初期にはタスマン氷河は最大長さ85km、氷河の表面はこの展望台より上に少なくとも700mでした。

THE TASMAN GLACIER : Length - 29km ;  Area - 101km2 ; Maximum speed about 200m a year (recorded near the head of the glacier).
タスマン氷河 : 長さ - 29km ; 面積 - 101km2 ;
最大速度 : 1年につき200m (氷河の上部の近くで記録される)。 *訳注 : 氷河は留まっているのでなく谷を下るように下方に移動している、その速度。




 タスマン氷河展望台 正面にマウントクックが見える
 今まで見ていた方向の裏側からの姿だ
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 マウントクック頂上部の望遠

 
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 南側を望む 遠くプカキ湖が見える (写真では見にくいが)
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 ターミナルレイクからの流出口付近 右に流れ出す

 帰路につく。またしばし砂利道ドライブだ
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 車が埃だらけになり洗車
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