北海道 大好き 2002.8 その3 花の浮島 礼文島(1) 到着・4時間コース ハイキング ( 礼文島は 2ページに分けて掲載予定 (2)は礼文岳登山〜帰路 ) |
目次 1 新潟・小樽 フェリーの旅 2 雨竜町・オロロンライン 3 礼文島(1) 4時間コース 4 礼文島(2) 礼文岳登山 5 利尻島 6 稚内周辺 |
7 オホーツク沿岸 8 知床・尾岱沼 9 釧路周辺 10 美瑛 11札幌・小樽・帰路 |
2002年8月10日〜13日 稚内から朝一番 6:20 発のフェリーで”花の浮島”と言われる礼文島に渡る。 香深港に8:15着、 約2時間のアッという間の船旅。 8/10 到着後、先ず西側の元地海岸へ、観光パンフレットなどにも必ず出てくる地蔵岩、元地海岸でメノウの原石を探す。 ここで早速ウニ丼を食べた。 桃岩展望台。高山植物が咲き乱れていたが強風と今年の夏の寒さは異常とも言え寒かった。約13℃。 香深に戻り買い出し。東海岸を見物しながら礼文空港・北端(金田の岬)を見て、宿泊地久種湖のキャンプ場へ。 8/11 4時間コースハイキング 7:00 キャンプ場出発 礼文あつもり草群生地駐車場に車を置き、スコトン岬まで積んでいったマウンテンバイク。こうすることで舗装路を歩く距離を少なくし交通機関の不便さをカバー。 8:10〜8:30 スコトン岬でトド島(ロシア領)などを見物し出発。 10:30 ゴロタ岬 −13:40 鉄府 −14:30 西上泊・澄海岬 14:50 −15:30 駐車場所 なんと4時間コースを7時間掛けて歩いた、というのは景色・高山植物の素晴らしさに撮影・鑑賞時間をゆっくりとったためです。 8/12 礼文岳登山 標高 490m 山とは言えない標高ですが、島では一番高い所。 この山道沿いにも花・鳥が豊かでした。 7:00 登山開始 −10:00 山頂 10:40 下山開始 −12:00 下山 島の南端(知床)に行って来ました。 8/13 島を離れる日 7:30 キャンプ場発 −8:00 香深港 出航 9:55 利尻島に向かう |
礼文島 全図 |
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礼文島は南北約 22km の細長い島。 道路は島の東海岸沿いに走り、そこから要所に何本かの東西に走る道が部落を繋いでいます。 フェリーは島の一番の街、香深港に入り、稚内から飛行機で入ることもできます。空港は2番目に大きい街 船泊の北にあります。 有名な観光地は 桃岩、元治海岸・地蔵岩、礼文リンドウ、スコトン岬、澄海岬、礼文あつもり草群生地などがあり、ツアーなどはこれらを巡るようですが、なんといってもこの島を楽しむには歩くのが一番だと実感しました。 4時間コース、8時間コース、桃岩コース、礼文林道コースなどがありますが、これらのコースを全部回らなくても途中で引き返すなり、小さな回遊コースを探すのが楽しみ方として良いように思います。 交通は、バスは1日に10数本、短時間で効率的に回るのにはレンタカーがお勧めです。 ガイドブックには道が狭く...とありますが、一部の山道を除いては車の台数もさほど多くなくむしろ快適に走れました。 ウニは島の各所で漁協の管理下で捕獲され新鮮さは抜群、好きな方には垂涎の的、但しもともと高価ですから、都会で食べるより新鮮で何割か安いと考えるべきと思います。 1) 稚内フェリーターミナル 2) 切符売り場 3) フェリー後部 4) 車両積込み完了 JR稚内駅の北側、北防波堤ドームの目の前が利尻・礼文行きのフェリー乗り場。 船もけっこう大きく大きなトラックや観光バスなども何台も積めます。 積み込み時はバックで入ります。 5) 利尻・礼文航路 フェリー 鮮やかなオレンジのストライプが印象的な船。 乗客は一番右に見えるスロープから乗船します。 6) 出航 7) 稚内堤防・灯台 朝1便の礼文島行き 6:20 出発、 利尻島行きもここから出ます。 稚内港の灯台を出て外洋に、 防波堤の向こうに稚内の町並みが見えます。 8) レーダー基地と野寒布岬灯台 9) 礼文島が間近 港を出てすぐ、野寒布岬のレーダー基地が見え、かつて北からの脅威に備え厳重監視の施設なのを感じさせられます。 一番右が灯台。 2時間の船旅で礼文島に到着、香深港から鴎が迎えに来てくれました。 10) 桃岩の下から ユースホステル「桃岩荘」 11) 展望台から中央が桃岩 早速香深から西へ島を横断し桃岩から元地海岸へ、 展望台から下にユースホステル 「桃岩荘」が見えた。 このYHは独特のミーティングやフェリーの送迎のセレモニーで有名です。( 次編でご紹介します ) 11) は元地海岸と中央が桃岩。 その名のとおり桃の格好をしています。 12) 桃岩展望台 13) 地蔵岩 14) 地蔵岩 のお花畑 桃岩展望台へ向かう遊歩道とお花畑、 夏だというのに 10℃くらい・強風でとても鑑賞している状態ではありませんでしたが、 十分すぎるくらい避暑は出来ました 元地海岸の地蔵岩、しばらく前尖った先端の岩が崩落したとのことで下は通行止めになっていました。 昔は8時間コースの最終地点で通ってきたのに...残念。 礼文島の観光パンフレットに載っている名所の一つです。 15) 漁港で 鴎の群 16) 鴎の群 17) 海鵜たち 漁港で鴎の群を発見。 漁師さんが収穫の魚をさばいて内蔵などを捨てるのを狙ってのこととわかりました。 海鵜がのんびりとテトラポットの上で羽を広げ乾かしていました。 18) 礼文空港 19) 空港施設 船泊の街から北に数 km の所に礼文空港があり、 どんな所かと行ってみました。 |
[ 8/11 4時間コース ハイキング ] 久種湖のキャンプ場から、礼文あつもり草群生地の駐車場に車を置き、 マウンテンバイクでスコトン岬に向かい、そこから4時間コースを歩いた後、 礼文あつもり草群生地に戻り車で帰るという、交通機関の便があまり良く ないこと、西上泊・浜中間は舗装道路で、ここを歩く距離を短縮しました。 礼文あつもり草は6月が鑑賞時期でそれ以降は群生地の見学はできず 駐車場利用者がないため使わせて貰いました。 20) スコトン岬へ向かう 21) ウニの収穫 22) ウニの加工 23) 剥いたウニ スコトン岬へマウンテンバイクで向かう途中 ウニの収穫をしている方を見付け写真を撮らせていただきました。 収穫したてで大急ぎで剥いて加工します。 高価なエゾバフンウニ、開いた殻の中には身がぎっしりと詰まっていました。 なにやかやと加工しながら話を聞かせていただいていると剥きたてを手に乗せて下さりご馳走になりました。 こちらに着いて食べたウニ丼も美味しかったけれど、剥きたてはそれに比べようもないほど美味しかった! ものすごく得した気持ちで岬に向かいました。 24) スコトン岬 25) スコトン岬とトド島 26) 最北限のトイレ 礼文島で最北にあるスコトン岬、向こうに見えるトド島はロシア領だそうです。遠く水平線にサハリンの島影も肉眼では確認できましたが、写真では識別できませんでした。 最北の売店の隣に、「最北限のトイレ」と看板が掛かったトイレがあり、ガイドブックにも載っている名所?です。 27) スコトン岬付近からの利尻富士 28) 須古頓小学校 29) いよいよハイキング いよいよハイキング出発、 岬のすぐそばから利尻富士が見えました。これから西側の海岸線を南下します。 岬のすぐ傍に須古頓小学校があり、冬は寒風が厳しそうだと心配になったけれど逞しくも育つだろうとも感じます。 30) ノコギリソウ 31) 鮑古丹部落 32) 可憐な花 33) 水がとても美しい 早速ノコギリソウなどの花々が出迎えてくれます。 字のごとく葉っぱの縁がギザギザで鋸のようです。 少し歩くと鮑古潭が見え、斜面はお花畑、上から見るとコバルトブルーがとても綺麗です。 34) 昆布干場 35) 千島リンドウ 36) オトギリソウ 37) ゴロタ岬への登り 浜辺に昆布干場があり、小石が敷き詰められており、天日で温度が上がり良く乾くのと、綺麗な状態で干せるメリットがあるだろうと納得しました。 一番好きになった花 千島リンドウ、その可愛らしい姿は見付けるたびに立ち止まって鑑賞しました。 オトギリソウも蘂がつんつんし華やかな花です。 鮑古潭の部落を登っていくと、ゴロタ岬への尾根が見えてきました。 |
38) お花畑と絶壁 絶壁に花が咲き乱れ鴎が行き交う姿をのんびり眺めました。 |
39) ゴロタ岬への道からスコトン岬を振り返る ゴロタ岬への登りに息が上がりそうになり休憩がてら振り返ると、出発点のスコトン岬が遠くに見えます。 ( 一番遠いトド島に向かって突き出ているような所 : その少し下に四角い須古頓小学校も見えます ) 海の色も神秘的です。 |
40) ゴロタ岬 41) チシマフウロ 42) ウスユキトウヒレン 43) メアカンフスマ ゴロタ岬に到着。これまでの登り道に多くの高山植物を見ることが出来ました。 スコトン岬から1時間半、 あまり大きい声では言えませんが、鮑古潭までは車道があるので、その途中の道ばたに駐車し(広いところを探して)片道30分ほど歩くだけでこの花の道を満喫できます。 ( このページをご覧いただいた方へ内緒のサービス情報です ) チシマフウロ フウロソウ科でよく見られるハクサンフウロと花びらが似ていて、蘂が強く突き出しているのが特徴です。 ウスユキトウヒレン、アザミの仲間ですが雰囲気は違いますね。 メアカンフスマ(だと思いますが)は花びらより蘂が長く面白い花です。 |
44) ゴロタ岬から利尻富士を望む ツリガネニンジンとダケブキのお花畑の向こうゴロタ浜の向こうに利尻富士が見えます。 |
45) ゴロタ山を下る 46) ハマナス 47) ゴロタ浜 48) 穴あき貝 ゴロタ山から 45)の右の階段を下り浜辺に出る。ハマナスが咲き砂浜で波と足跡の追いかけっこ。 この浜には数ミリの穴があいた穴あき貝がたくさん落ちていました。 何故この穴があいているかというとツメタ貝というのがこの貝殻にくっつき、穴を空けて貝の身を食べてしまうそうです。中には穴空けに失敗し、貝殻を横に削った筋が付いているものもありました。 49) ゴロタ浜で昼食 50) ゴロタ浜を行くハイカー 51) 砂浜にキノコ 52) 浜昼顔 ゴロタ浜で昼食、ごろごろした石が重なり合い、そこから名が付いたのだろうか... スコトン岬行きの朝一番のバスより後に出発したので出会う人はそう多くなかったけれど、海岸を行くハイカーの姿、こんな風景も思い出になりました。 砂浜に生えていたキノコ、こんな事があるのだろうか、数十mの範囲だけにたくさん生えていました。 浜昼顔も高山植物とひと味違い楽しませてくれました。 53) 鉄府の町並み 鉄府には日に数本のバスが通う、時間を合わせればここまでのコースと言う選択もあります。 両側を岬に囲まれ漁港の堤防、心落ち着く風景でした。 54) スカイ岬 ( ハイキングコースより ) 草の色の淡さ、礼文島の色だと歩き始めから感じていました。 尖った岬、岩、 ハイキングコースからのスカイ岬の違う角度からの素晴らしい景色を堪能しました。 55) 西上泊の街 56) 西上泊からの澄海岬 4時間コースの目的地 西上泊が見えてきました。 澄海岬、この美しさに息をのみました。このような海岸美、私の今まで見た中で伊豆の奥石廊と甲乙付けがたい最高の景色と感動しました。 |
57) チシマキキョウ 礼文島でたくさんの美しい高山植物に巡り会いましたが、最も好きになった千島桔梗です。 それほど株数も多くなく巡り会うたびに眺めため息をついていました。 |
目次 1 新潟・小樽 フェリーの旅 2 雨竜町・オロロンライン 3 礼文島(1) 4時間コース 4 礼文島(2) 礼文岳登山 5 利尻島 6 稚内周辺 |
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