四万十川 (しまんとがわ) カヌーツーリング No.32−1
 十川こいのぼり広場〜江川崎カヌー館  2010.5.12 (水)

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江川崎カヌー館〜口屋内沈下橋
口屋内沈下橋〜四万十川橋(赤鉄橋)

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 2010.5.12 憧れの四万十川、 3日間掛けて十和町 十川の鯉のぼり広場から 四万十市 旧中村の四万十大橋を漕ぐ。
 1日目は十川から江川崎カヌー館まで20.4km。晴天に恵まれ気持ちの良いスタート。

 やや大きな瀬もあるので、前日メイン道路から旧道に入り、川の様子を偵察した。

 回送は出発点に機材を置き、妻が準備を進める間に車を上陸地点のカヌー館に回送。
 戻りは JR予土線 江川崎駅7:40発の窪川行きで十川駅まで12分、出発点までは徒歩5分ほどで便利だ。

 コース中いくつかの瀬があるが、中でも広井大橋の藤の瀬、奥半家沈下橋の瀬、茶壺の瀬が手強いので慎重にスカウティングした。
 上陸地点は江川崎市内支流の広見川との合流地点付近に車の入れる河原があり、ここの場合も多いようだ。
 しかしカヌー館の西土佐大橋直下に階段があることを教えて貰い、キャンプもするので艇を安心して置いておけるのでこちらに決定。
 翌日の出発も西土佐大橋の下は瀞場なので50mほど遡ってから橋下の瀬に入れる。

 [ 四万十川は右上から左下に流れている ]

 具同  -0.86m
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 出発点は川渡しの鯉のぼり発祥の地 広場への降り口に記念碑が建っている。
 道の駅から十川の街を抜け5分ほど 6:50到着
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 駐車場から岩を伝わって河原におり艇を置き車回送
 7:00 回送のため出発。 昨日下見をしておいたので極めて短時間で完了

 江川崎6:51発 窪川行き1番列車が通過し走行中撮影
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 西土佐大橋を渡りすぐ右にカヌー館がある

 7:15 カヌー館到着 早朝なのと道が意外に良いので15分で着いた
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 車を置き徒歩で江川崎駅に向かう。15分程度なので 7:40発には余裕だ。 カヌー館建物の南側に道路に登る階段が駅には近道

 西土佐大橋を渡る 右の建物はスーパー。その先に精肉店がある。想像以上に品揃えが良くゴール後買い出しした
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 西土佐大橋下流右岸側のエイジホール 手前は浅そうだ
 ここは明日出発してすぐに通過する

 酒屋さんもある。ビールは持ってきたが、アルコールには不自由しなそうだ
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 20分で江川崎駅到着

 始発の窪川行きが既に入線していた
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 江川崎駅の時刻表 1日に上り7本、下り8本
 7:40に乗り遅れると3時間無いので大変だ

 列車に乗り込み定刻7:40に出発
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 出発してすぐ、支流の広見川の鉄橋を渡る。
 右の突き当たりが四万十川合流地点だ

 間もなく半家沈下橋
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 半家(はげ)駅 目的駅の十川までは2駅だ
 3駅間で約20kmあるが半家からは川を貫く比較的直線で速度を上げるので12分で到着

 昨日下見した 奥半家沈下橋が見える。波立っているのが良く見えやはり緊張する。お陰で指が写ってしまった
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 十川駅到着 12分間 7:52
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 学生達も乗り込んでくる。
 慣れているものでぎりぎりで階段を駆け上がってくる

 鯉のぼり広場に到着
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 国道から広場に降りるスロープ

 出発準備が整い記念撮影
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 8:30出発 真上に鯉のぼりの渡しを見ながら
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 少し進み鯉のぼりを振り返る

 間もなく赤い十川大橋 気持ちよく進む
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 十川大橋を通過 8:42 橋の下は小さな瀬

 [ 事前撮影画像 ] 道の駅四万十とうわ
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 道の駅四万十とうわ通過 8:55


 時々岩の多い瀬が現れるので進路に注意しながら進む
 横淵の瀬
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 瀬が終わると長い瀞場がいっぱい 静かな水面に景色がよく映る
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 長い瀞場「長トロ」を一生懸命漕ぐ 先に広井大橋が見えてきた。 藤の瀬があるので要注意

 [ 事前撮影画像 ] 広井大橋 右岸側が藤の瀬
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 [ 事前撮影画像 ] 広井大橋の上から見た藤の瀬
 右岸側は激しそうだ、その他は浅いのでルート取りを頭に叩き込む。 先頭の隠れ岩に注意

 広井大橋、藤の瀬通過 9:30
 思ったより真っ直ぐで問題なかった 
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 最初の要注意ポイントを通過しほっと一息休憩
 9:40〜9:55
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 「カワエビはいないかな〜」 

 美しい曲線の川平橋 10:20通過
 2007年6月に完成した新しい橋
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 事前調査で昨日川平橋上流・下流の旧道沿いの細い曲がりくねった道を走った。
 S字状に蛇行する四万十川を串刺しにするように短距離で快適に走れるようになった

 JR予土線の鉄橋 10:40通過
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 [ 事前撮影画像 ] 川平橋下流のJR鉄橋前後は少しの瀬と瀞場が交互に現れた

 川に沿って線路が走り下り列車が通過
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 半家(はげ)橋 11:10通過

 最初の注意スポット 奥半家沈下橋手前で昼食 11:30
 橋の下が激しい流れだ。その手前で元気を付ける
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 休憩ポイントからの奥半家沈下橋 中央部分橋脚間3個所に流れがあるが中央を突破する
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 [ 事前撮影画像 ] 上流右岸側より撮影。 橋脚手前に隠れ岩があり流れが盛り上がっている


 [ 事前撮影画像 ] 流左岸側より撮影。 下流に向かい左の水路は平らな隠れ岩で座礁しそう、右の水路は玉石の隠れ岩の先が浅い。
 中央が波立ちが激しいが突破しやすいと判断。流れはストレートで、下流にストレーナー等無いことを確認
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 [ 事前撮影画像 ] 左:上流側
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 [ 事前撮影画像 ] 右:下流側

 12:10 昼食と休憩で元気を付け、気を引き締め奥半家沈下橋に向けスタート 
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 橋が迫ってくる

 中央の水路を目がけ隠れ岩を避けながら進む
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 橋直下は50cmほどの落ち込みだ

 通過後上陸して振り返る
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 無事通過でホットする

 難関一つ突破で落ち着き、変わったトンボに目がいく
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 次のポイント 茶壺の瀬 12:30
 情報では2級の瀬とあったが、結構手強い。中洲で上陸してスカウティング。左上から下ってきて中洲で分流
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 ここは道からは木立で事前に見ることができなかったのでスカウティングして正解だった。
 ウッカリ左側分流に突っ込み操艇が遅れると張り付きの可能性大で要注意

 分流の左右側で難易度が極端に異なる。 写真の左半分、分流左側は逆S字状に流れが急に曲がるのと、岩の間に流れが入り込み張り付きか 最悪岩の間のストレーナに入り込む可能性あり。
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 左右分流の合流中心から撮影。易しそうな右分流も手前に隠れ岩があり要注意、しかし素直に下流に流れるので危険性はなさそう
。 右分流の比較的素直な流れのルートを通ることとした。

 左分流の流れが岩に当たっており、その奥の岩との間の隙間がストレーナを構成する
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 左分流は写真よりも本流がカーブしながら岩に当たり、左ストレーナと合わせ矢印の岩にブローチングの危険性

 右分流の隠れ岩をを詳細にチェックしルートをイメージする
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 右分流も落ち込みとなっている

 茶壺の瀬通過後上陸して撮影 12:45出発
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 岩がゴロゴロ 江川付近 川幅が広く本流がどの方向か解り難い。事前調査で左岸に流れているのを確認していたので左寄りに進む
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 左に絞られた本流、勾配のある瀬の先は右に折れる

 岩ゴロゴロの瀬
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 手前 中半家沈下橋、その先に半家大橋
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 中半家沈下橋通過 13:15

 半家大橋その先にJRの鉄橋 核心部は過ぎあとはのんびりゴールを目指す
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 半家駅東側のJRの鉄橋

 13:30 ゴールまでの目処も付いたので小休止
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 半家駅前の瀬 軽い瀬で気持ちよい

 張り付きの瀬 名前の由来が解らない
 
 [ 事前撮影画像 ] 長生沈下橋
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 長生沈下橋 13:55 郵便自動車が通過

 江川崎の街が見えてきた。手前の小さな瀬
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 支流の広見川に架かる国道の橋とJR鉄橋 14:25
 この左側を進むとJR江川崎駅がある

 ゴールの西土佐大橋が間近
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 カヌー館の上陸地点到着 14:30

 上陸用の階段があり登るとカヌー館のキャンプサイト
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 キャンプサイトから階段を見下ろす
 道端に艇を置き、翌朝出発できるので便利だ

 カヌー館のキャンプサイト
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 カヌー館 入口
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 カヌー館前にある氷の自動販売機
 ザルに一杯で100円なのは安価でありがたい
 

 カヌー館内部


 
カヌー館内部
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 カヌー館キャンプサイト 中央に西土佐大橋が架かる
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 キャンプサイトの水場 シャワーや売店、食堂もある

 スーパーマーケット彦一 西土佐大橋の西端にある
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 スーパーマーケット彦一 明るく品揃えも豊富で驚く

 スーパーマーケット彦一 必要な食材はほとんど揃っており、鮮度も良いのに感激
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 横山精肉店 おいしそうな肉がビッシリ ステーキ肉もある ここで肉を買ってワインで酒盛りだ

 横山精肉店で購入した四万十牛。 フライパンで焼き肉にしたがトビッキリの美味しさだった。江川崎でこんな美味しい物を食べられるとは思っていなかったので感激
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 [ 事前撮影画像 ] 前日は道の駅四万十とうわでP泊。出発地点まで車で5分なので便利だ。
 宇和島で買ってきた鯛の煮付け、イカの煮付け、ソラマメ、生野菜 等々で 四万十川を眺めながらディナーを楽しんだ
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 [ 事前撮影画像 ] 前日入浴した十和温泉
 日帰り入浴もでき気持ちの良い風呂だった


 前日 出発点より上流側も予備調査したので参考までに掲載する
  上流側は大きな瀬があり中・上級者向けコースとされているので単独行では漕ぐのは止めた。



 以下の写真は下流側から上流に向かっての順に掲載

 大材の瀬
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 三島の瀬

 三島の瀬
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 三島第二沈下橋とJR橋梁
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 三島の中洲

 轟の瀬 道路から望遠での撮影なので詳細は不明だが狭い岩に挟まれた激しい水路が長いのが解る
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 道の駅四万十大正
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