尾瀬 大好き(春) 2002.6
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2002年6月2日 @ 戸倉・駐車場から 1) 戸倉スキー場駐車場 2) 鳩待峠 鳩待峠・山の鼻 0:30 戸倉スキー場駐車場着 ここで仮眠をとる 夜中に到着する人も多いが、車の中で仮眠している人も多いので、ライトをスモールにするなど配慮が必要だ。 まだ到着時は広い駐車場は空いていたが、日中は満車だったそうです。 3:50 始発のバスで出発。、戸倉停留所またはこの戸倉スキー場からバスが次々と出ている。 ここから鳩待峠まではシーズン中は交通規制でマイカーは乗り入れできない。 4:10 鳩待峠着 空が白み始めてきた 3) 鳩待峠 バス停 4) 鳩待峠 休憩所 5) 尾瀬ヶ原への入口 続々とシャトルバスが到着し登山者が降りてくる 霧雨が降っていたが天気予報通り上がることを期待して身支度を整える 4:20 いよいよ出発 入り口の人工芝で靴の底に付いた雑草の種を落としてから入る そうしないと下界の雑草が繁殖してしまう この先には登山者をカウントする装置が設置してある。右側を一列で通行しよう 6) 山の鼻への下り道 7) 木道の間に水芭蕉が 8) 川上川 緩やかな坂に大半は木道が敷き詰められ歩きやすいが、雨の日は滑りやすいので慎重に歩を進める。 歩き始めてしばらくすると沢の音が聞こえ始める 沢の音が次第に大きくなる頃、木道の間や周囲に初対面の水芭蕉が。 期待でワクワクして自然と歩も早まる 川上川を渡るともうすぐ尾瀬ヶ原だ。 この先の木道の脇に湿原とは違う種類の高山植物が見られる。 |
ご注意 : 是非以下の説明をご覧になってから下の写真をご覧下さい。 最初全体の画像ですが、時間が経つと4枚の「浮島」を拡大した画像に切り替わります。 池塘に浮かぶ浮島が風に吹かれて移動するさまをご覧いただけます。 池塘の周辺は一定にもかかわらず草の堆積した「浮島」が移動しています
至仏山と池塘 水も透明で全てを映している
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17) 山の鼻から尾瀬ヶ原 18) 正面に燧ヶ岳 19) 道の両側に池塘が への入り口 8:00 山の鼻出発 山の鼻から尾瀬ヶ原横断はここから始まる 日曜日で水芭蕉の最盛期のためスゴイ人出だ。 木道の右側をきちんと並んで歩こう。 正面には燧ヶ岳も見えている。 途中には素晴らしい池塘がたくさん。 夏には尾瀬コウホネなどの可愛らしい花が咲く 20) 燧ヶ岳と池塘 21) 牛首 分岐の標識 22) 至仏山と人の行列 池塘を回り込んで木道が曲がる。 燧ヶ岳も大分近くにはっきり見えるようになった 9:00 牛首通過 真っ直ぐ進めば竜宮経由見晴らしへのメインの直線コースだが、私はここを西に折れ、ヨッピ川・東電小屋経由のルートが好きだ。 コースに変化があり、こちら回りの人の方が少ないので混雑時でも比較的空いているからゆっくり楽しめる 牛首を折れしばらくして振り返ると美しい至仏山が望めると共に、メインルートを歩いている人たちの列がこれも一つの景色と見れば良い 23) ヨッピ橋 24) ヨッピ橋 25) 至仏山 竜宮からへの道の交差点とその先のヨッピ橋。 尾瀬で唯一の吊り橋。 それほどの大きな橋では無いが一つのアクセントだ。 昔は木造のギシギシするような橋だったような気がするが立派になった この画像を大サイズ360度全周連続スクロールしてご覧いただけます [ こちらから ] 別のウインドウを開くのでご覧になったらブラウザの終了ボタン(X)で消して下さい。 |
26) 東電小屋 27) 東電小屋からの至仏山 28) 東電小屋に咲いていた桜 手前はリュウキンカのお花畑 10:20 東電小屋 到着。しばし休憩 小屋の南側のベンチに腰掛けると、真正面に至仏山がそびえ、手前には一面のリュウキンカが咲くお花畑 この時期は水芭蕉と共に一面に咲くのリュウキンカも素晴らしい。 その他探すと数種類の植物が見付けられるので楽しみながら探そう 東電小屋には6月なのに山桜が咲いていた。 それほど気候の差があるのだろう 尾瀬ヶ原は平らで木道も整備されているので歩きやすいが、距離があるので適度に休憩が必要だ 上の景色を眺め、おやつでも食べながらは最高! 29) 東電小屋 北側 30) 只見川に架かる橋 31) 只見川 水量がいつになく多い 東電小屋を出発し北上してすぐ、竜宮小屋の位置から東西に白樺などの一筋の林が続く延長線だ 正面には燧ヶ岳が大分近づいてきた 只見川だ。 尾瀬ヶ原の横断もそろそろ終わりに近づいた この下流に三条の滝がある。 今回は雪解けが早いためか水量が多く瀬の波立ちが大きい
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32) 東電小屋からの分岐 33) 温泉小屋 34) リュウキンカ 東電小屋からしばらく歩くと見晴らし・温泉小屋間の道にぶつかる 11:10 温泉小屋が見えてきた
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14:20 今回はキャンプなので早速テントを設営する。 15:00 時間も早いので、今回のコースでは入らない「竜宮」へ散策に出掛ける 39) 竜宮小屋 40) 新緑が鮮やか 41) 池塘の新芽 オゼコウホネか 42) 池塘の向こうに至仏山 43) 池塘に青大将 44) 座禅草 池塘の向こうに至仏山。 今朝からずっと良く見えていてありがとう! 池塘に蛙がたくさんいる。 それを狙ってアオダイショウを見たが静かになった原だからこそと思った 見晴らし・竜宮 間でザゼンソウが見られる。 グロテスクでもあり珍しくもある 16:20 竜宮小屋の先まで行き見晴に戻ってくる |
この画像を大サイズ360度全周連続スクロールしてご覧いただけます [ こちらから ] 別のウインドウを開くのでご覧になったらブラウザの終了ボタン(X)で消して下さい。 45) 見晴 ( 下田代十字路 ) 46) 原からの入り口 47) 見晴から数分の所から 別名 尾瀬銀座と言われるように多くの山小屋が並んでいる 竜宮方向へ5分ほど進んだ所で振り返ると尾瀬銀座の山小屋が良く見える 48) 私のテント 49) 翌朝結露が凍っていた 50) 近くの雪のブリッジ 17:00 私のテント。 このころには20張り位になっていた 早い夕食の準備をしながらのんびり晩酌 丹沢山「道」を350ccのペットボトルに詰めてきたのだが...足りない...今度は 500ccにしよう。 缶詰のサンマの蒲焼きがこんなに美味しいとは... 19:00 周囲には小鳥たちがいっぱいさえずっている ウグイスはたくさん、ホトトギス、キツツキ(コゲラより大きい種類)、シジュウカラ、ジョウビタキ、ムクドリ 最近鳥を撮っているので声だけで種類が解るようになった まだ明るいが小鳥のさえずりを聞いているうち眠くなり就寝 |
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6月3日 G 早朝の尾瀬ヶ原 翌朝 テントの外は寒かった。 起きたときテントの中でシュラフに入っていると暖かかったが、外に出た途端身震いがして寒さに驚いた。 経験での感覚では氷点下 10℃前後だ。 アウター(外側の幕)の内側に結露したのが凍っていて払うと 霜のように落ちた −15℃くらいになると吸った息で鼻の中や肺が痛くなる感じで −5℃くらいだとそうではない、丁度その間くらいの感触だった。
51) 早朝の尾瀬ヶ原 朝靄がかかり至仏山の頂上に朝日が射す 4:40 |
55) 見晴らしからすぐ 56) 途中の沢 57) 尾瀬沼畔に出た このような登りが続く 見晴からすぐはこのような緩やかな登りの連続 途中に沢をいくつか横切る。 夏には顔を洗い生気を取り戻すありがたい水だ 7:30 トラバースが終わり尾瀬沼畔の沼尻近くの湿原に出る。 コースタイム2時間だが、熊が怖く一生懸命歩いたからか大分早く付いた。 この手前まで徐々に標高を上げてきたせいかここまでの木道は雪に埋まっていた 58) 残雪と水芭蕉 59) 沼尻小屋 60) ショウジョウバカマ 残雪の傍に水芭蕉が咲いている 7:50 沼尻茶屋 ショウジョウバカマが華やか♪ |
61) 沼尻休憩所 62) 燧ヶ岳 63) 尾瀬沼と桟橋の名残 尾瀬沼の北西に当たる。 ここから尾瀬沼畔 半周の道になる 沼尻から燧ヶ岳を見上げる。 ここからの登山ルートがあり、以前挑戦したことがあるが直登で大変だったことを 思い出す 昔はこの沼尻と長蔵小屋の間に渡し船が就航していたのだが沼の汚染につながるということで大分前に廃止になった 64) 湖畔の道 65) 尾瀬沼 66) 川の中の水草 湖畔の道は軽い林の中や湖畔のすぐ近くを進む 時折開ける場所から尾瀬沼の素晴らしい景色を望める 沢の水は澄み昨年の水草が枯れているのが見える。 水深は2mくらい、もうすぐまた緑の芽が出てくる 67) 高台から湿原の木道へ 68) 大江湿原 燧ヶ岳 69) 大江湿原 多少の高低を上り下りしながら進む。 下に木道が見えるのも面白い 8:20 大江湿原、長藏小屋が見える 川を渡る橋の下にはいつもイワナがたくさん泳いでいたのだが、今回はいなかった。どうしたのだろう 大江湿原の分岐。 左:尾瀬沼畔、沼尻・尾瀬沼方面、 右:沼山峠、 手前:長蔵小屋・大清水方面 |
70) 長蔵小屋 71) ビジターズセンター 72) 尾瀬沼・水芭蕉・燧ヶ岳 尾瀬沼で一番賑やかな所。 長蔵小屋など山小屋が建ち並ぶ 8:50 出発 見事な水芭蕉の群落と燧ヶ岳・尾瀬沼 73) 三平下 74) 尾瀬沼を見渡せるベンチ 75) 尾瀬沼と燧ヶ岳 9:40 三平下 ここで尾瀬沼の見納めだ。 一休みして出発 9:00 三平下にはたくさんのベンチが。 見納めの尾瀬沼・燧ヶ岳 尾瀬沼 燧ヶ岳と水芭蕉の群落 . |
76) 少し登ったところからの尾瀬沼 77) 最後に見える沼 78) 木道が雪で埋まっている いよいよ尾瀬沼とお別れ、名残惜しく振り返ると木々の間から沼が見える この辺が沼が見える最後の場所だ。 登りも大分きついので振り返りながら休憩を兼ねる 少し登るとまた雪の残り量が多くなり、木道も埋まっている 79) 木の回りから溶けてゆく 80) 三平峠 82) 三平峠からの急な下り 木の回りからこのように雪が解けていく。 木のパワーなのだろうか 9:20 三平峠 登り 約20分だがきつかった。 あとは長い下りだ。 入山してきた人たちに情報を伝えたりしゃべりながら休憩 9:40 出発 下りといえども急な道。 昔に比べるとずいぶん木道の階段が整備されている。 正直なところ、土の山道の方が歩きやすいのだが 83) 道の脇にヤシオツツジが 84) 絶景! 85) 一ノ瀬休憩所 道の脇にはやしおつつじが優しくなぐさめてくれる 時折沢の絶好撮影ポイントが 10:30 市ノ瀬休憩所 これで下りの急坂は終わりだが、あと1時間余は尾瀬スーパー林道の名残の砂利道を歩く。 昔は山道で湿った所などを歩いたがむしろその方が楽しかった 86) 尾瀬春蝉がやかましく鳴いていた 87) 大清水 到着 88) 戸倉スキー場 駐車場 11:40 大清水到着 やれやれ、長かった道も終点だ。 でも楽しかった山旅がこれで終わりかと思うと寂しさもある また近いうちに来よう! といつも思う 11:50 バスで戸倉へ 12:10 12:40 戸倉スキー場駐車場到着 着替えて出発 13:00 14;00 赤城IC 15:10 入間IC 16:40 自宅着 |
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尾瀬のパノラマ写真集をご覧いただけます [ こちらから ] 尾瀬の地形をご理解いただくための 3Dレリーフ地図です
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尾瀬探訪の参考情報 ・ 春、夏、秋の混雑時はマイカー規制があります。 関連ホームページ「尾瀬」「交通規制」などのキーワードで検索して事前に調べて下さい ・ 尾瀬の山小屋は全て予約が必要です。 ・ 山小屋、キャンプ場では石鹸、洗剤の使用禁止です。残り物も持ち帰りましょう。 ・ コースタイムを調べ余裕を見た計画を立てましょう 景色が雄大なだけポイント間の距離もあります。 ・ 尾瀬がポピュラーになりすぎ、笑い話でハイヒールで来た人がいるとも聞きましたが、ハイキングレベルの装備が最低必要です。 ・ 山の天候は変わりやすいものです。事前に天気予報の確認と雨具の準備を。 ・ 皆が行きたい時期の金・土・日曜日は特に混雑します。できれば曜日をずらせれば良いのですが。 または混雑時期を外すのも手です。 7月初旬などは狙い目かも。 ・ 10月中旬以降は雪が降る可能性もあります。(初旬で風花にあったこともあります) ・ この数年 熊が出没することが多くなりましたので気を付けましょう。 ・ 自然を守るためのマナーをしっかり守りましょう ゴミは全て持ち帰り、歩行中禁煙、動植物を採らない 木道や指定範囲以外に足を踏み入れない、写真を撮るために一歩木道から外れて足を踏み出すのも厳禁です。 などなどキリがありませんが ・ たまに地塘(水たまり)をトレビの泉と勘違いする人がいるようです。とんでもないことです。 * 一旦痛めた自然は取り返しが付きませんので......尾瀬ファンの一人として。 |
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