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No.45

 結露ワイパーの製作
  
2020.2.12

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  寒い時期の車中泊で 朝起きると 四方の窓がびっしり結露している。
  これまでは 吸水シートで拭き、水の含有量が増えると 何度か絞る作業を行っている。
  これを便利にするための道具、 結露ワイパーのを製作した。
  市販のワイパーを見つけ使用したのがきっかけで、難点を解決し自作した。
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 自作前に、C.ホームで見付け購入したワイパー。
 垂直(鉛直)の窓 ; サイドなどは比較的上手く除去できるが、フロントガラスはオーバーハングしているので、水滴がトレーに収まらず大半がダッシュボードにたれてしまい不都合。
 さらに、水平方向でカーブしているので、固いワイパーの直線では隙間ができてしまうので水滴がかきとれない。
 

 もう一つの不都合は、市販品は一般の窓などを想定しているので 貯水を兼ねた柄が邪魔になり、特にフロントグラスでは上半分程度にしか使えない。
 柄を短くして使用しようかとも思ったが、左の不都合があるので改良版を自作することにした。
 

 完成状態の自作ワイパー
 材料は100円ショップのアクリルボトルと下敷きを切り出したもの。
 ボトルは外形64mm、長さ195mm、円筒部長さ162mm
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 ボトルに幅15mmの穴を明け、下敷きを取付。
 ボトルを水平に持ち、写真左上に擦るようにガラスの水滴を拭う。 

 下敷きはボトル内部のサンで挟み、ステンレス トラスネジ 
 3x16で留めた。
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 下敷きは適度な強度と曲がりの柔軟性があるので、曲線のカラス面に密着し、オーバーハングした面の水滴は 表面張力で 下敷きの面に沿って落下するのでボトルに回収できる。
 余談だが下敷きの柄は「ぐでたま」があったのでチョイス。

 まだ実際の車中泊では試していないが、駐車場で水滴を車の窓に付け、テストした。
 結果は上々で、掻き出した水滴は溜まると下敷きに沿って流れ落ちボトルに溜まる。
 溜まった水の排出は穴を下に向け、2〜3回振ると簡単に空になる。

 このワイパーで大半の水滴を除去した後、取り切れない残りや、角でワイパーの届かない部分を給水シートで拭く。
 更に、給水シートが濡れてくると、拭いても微小な水滴が残るが、経験から編み出したスーパーテクニックで。
 それは、 吸水シートで拭きとった後、乾燥したタオルを用意しておき完全に拭い去る。
 当たり前のようで意外とやるかどうかで差が出る。
 微小な残った水滴は、不純物を含んでいるので、そのまま乾燥すると僅かな水玉模様の後が残り、
 太陽光での反射で点々と窓が汚れているのが不快だ。
 これをスーパーテクニックで解決できるので、是非お試しを!!!

 サイズ感も適切で、実際に使用するのが楽しみだ。 実使用後感想を追記予定。
 

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