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No.44

 浄化槽蓋の交換
  
2020.2.14

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 築30年を経過し、この数年浄化槽の蓋の錆が気になっていた。
 蓋のみでなく、受けの枠もかなり腐食が進んできた。
 蓋2枚は既に一度交換していたが、今回は蓋だけでは済まない状況になってきた。
 駐車場にあり、車が乗るので落下も心配なので全面交換することにした。


 交換前の状態。
 右端の450mmの物は枠の腐食で浮き上がり飛び出している。
 左から2番目は 枠が腐食で高さが減り、蓋が沈み込んでいる。


 交換後の完成状態。 白い紐は作業中に蓋の取付・取り外しが容易に出来るよう仮取付、最後に取り外した。

 購入したマンホール蓋枠セット 2トン車対応
 1枚はΦ450mm、3枚はΦ300mm。 〆て約3万円。
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 先ずダイヤモンド刃のディスクグラインダーで外形溝切り
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 工具はディスクグラインダーにダイヤモンド刃を装着し境界の切り込み溝を切る。
 ハンマーとタガネでコツコツと砕く。
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 枠下面までのコンクリートをハツリ終わった状況。
 30年経過すると、コンクリートも劣化し脆くなっていた。
 

 箒で清掃しても 細かい部分、隅に粉が残り、木工用に製作した集塵機を活用。
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 集塵しスッキリした

 枠を取り外すと内部は更に錆だらけ

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 枠の四隅の腐食が進み、これで荷重を受けていたかと思うとゾッとする状況だった。

 古い枠と蓋を外し、新たなセットを仮置きし確認。
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 モルタルを捏ねていよいよ取付。

 枠上面を雨流入防止のため。周囲の高さより10mm高く。
 これまでの枠下面にモルタルを塗る。

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 枠の水平を確認しながら蓋枠を取付。
 荷重を受けるため、穴周囲にモルタルがしっかり充填されるよう突き固めた。

 枠上面まで周囲にモルタル充填。
 周囲より10mm高いので傾斜を付けて水の流入を防止。


 モルタル作業完了し、凍結防止のためブルーシートでカバー。 強度が出るまで、念のため5日間養生。
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 養生が終わり完成。
 枠にモルタルがかかったり、飛んでいるが 歩行や車の移動でやがては除去されるので、マスキング等はせずに省力化。

 ・ この数年、気にしていた蓋を交換でき一安心。
  腐食の状態からしても、交換して良かった。

 ・ コンクリート作業は何度も経験してきたので、はつるのもさほど苦で無かったが半日しゃがみ作業で腰が痛くなった。
 回復するのに1週間かかった。 やはり歳だと痛感。
 が、材料費31,000円で出来たので良かった。 業者に依頼すると2〜3倍は掛かるだろう。

 過去に大規模なコンクリート工事では 建築してくれた工務店に電動破つりハンマーを借りたが、小規模なので手作業で行った。

 ・ 自分で構造を確認しながらできたので、強度のことも考えながら、モルタル充填個所も念入りに行えたので安心だ。
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