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 ホンダ フリードスパイク ハイブリッドの車中泊対応の改造  2015.10.10

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[5] 棚製作 
 

 就寝時2列目シートを倒し、トランク部分も使用するため荷物収納のための棚が必要だ。
 後部には収納ポケットがあり、これを支えに棚を渡すこともあるようだが、我々は装備一式 クーラーボックスなど重いものも載せる必要があり、しっかりした支えが必要だ。
 支えのベースに棚を載せることにした。
 

 2列目シートを倒した状態


 

 2列目シート通常状態。 後のスペースも合わせ左写真の就寝スペースとなる

 ベースはホイール前後の窪んだスペースにできるだけ多くの面積で荷重を掛けるため型紙を採り、ジグソーで異形の加工。 傾斜もあるのでディスクグラインダーで現合

 

 前後のベースを薄い角材で結合。

 上部のバーは荷重を受けるので48x24cmの角材を渡す。 初めて 接着+ダボ結合、gallery41サイトさんに以前コツを教わったので上手く出来た。 これからも活用しよう。

 

 完成したベースに矢崎のイレクターで支えのパイプ
 二段棚にする可能性と強度のため横パイプは2列。

 上部はルーフインサイドレールにイレクターのパーツで結合。 レールの径は25mmに対し、イレクターは28mmなので、内側に1mm厚のゴムシートを挟み込み丁度良い。

 

 

 棚板の製作。 幅切りジグを使いベニヤを差し込む溝切り


 

 完成した棚板。 一方は荷物を押し込み落ちるのを防止するため立ち上げたが、あまり意味はなく手間だけがかかった

 棚板をセットした状態 ( 塗装前 )




 

 低い位置から見上げる。棚板裏の左右にはロック用スライドバー。 走行時振動で棚板が飛び跳ねるのを防止
 枠に48x24mmの角材、棚板は4mmベニア、下に10x15のサンで意外と軽くできた。

 これまで作ったものを水性塗料で塗装。
 

 塗装完了。

 塗装したベースと棚板を正式取付。
 見栄えもマアマアなので常時取付けておくことに。



 

 車に装備されているフックにベルトを通しベースを結ぶ仕掛けを設けたが、ベルトが入手できず、無くても問題無さそう

 早速長野方面に3泊の車中泊に出掛け晩餐
 地元産完熟赤ワインが甘いけれど美味しかった。
 最初の食材は佐久平のイオンで。
 店が多く品揃えが豊富なので好きな店だ。

 

 就寝時の後部棚。結構の量が積め、強度も問題なし。
 気温は朝には15℃。 妻は向かって右、黒のシュラフの中に緑のミノムシ型シュラフ2枚重ねで もう寝ている。

 * 今後の改善次項

 ・ 外で食事やキャンプのテーブルとしても使えるように脚を付ける。

 ・ 後部に約20cm幅の隙間があり、収納のため棚板追加。
  蝶番で常時は折り畳みにする。
  これにより冷気が足下に降りてくるのを改善できる。

 ・ 現在のところ、二段棚は不要。
  横に長手方向に狭い棚も考えたが、頭上に圧迫感があるので止める。
 

 棚板の改善    2016.8. 追加

 上記のように棚板の改造を考えていたが、新たな棚を製作した。

 ・ 後部の約20cmの隙間もカバーする面積とする。 テーブルとしての使用時も十分な面積をもつことができるため。
 ・ 折り畳み式の脚を付ける。 棚部分の体積内に収まる構造とする。
 ・ 車内で食卓として使用する場合、10cmほど高さが高いので簡単に高さ変更できるようにする。
   小物を入れておく 小収納スペースを付ける。


 棚の枠。 2x4材に切り込みを入れ2分割。
 

 はめ込みの溝を丸のこで掘り枠の素材完了

 車内後部に干渉することが無いか確認。
 棚板を張ってからでは修正が困難なため

 

 

 枠に5mm厚ベニヤの棚板を接着。 
 

 棚上部。 枠材に5mmの切り込みを入れはめ込んである

 脚の素材切り出し。


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 蝶番で回転し、柱に干渉しないよう、蝶番の回転中心から円弧に削る。 サンダーにサンドペーパー・ディスクを付け、目見当で削ったが、マアマアの出来上がり。

 脚の蝶番取り付け用サンを接着。
 

 脚を蝶番で取り付け

 脚の補強材を接着
 

 脚の完成

 中央の空きスペースに小物収納を製作

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 小物収納Boxはレールに車で前後移動、前辺の穴に突起で固定する。

 テーブル下に小物収納Boxが付いているので斜めに傾斜して物を取り出す構造。
 

 

 脚のロック構造。 金物のステーを購入したが、大きなものが入手できず 強度が不足でベニヤと蝶番で製作。
 ロックのために扉のキャッチャーを試したが、脚開閉時に干渉の危険性大で不採用。
 スライドロックを加工し使用した。

 

 脚ロック状態

 車内のパイプに押し付けるロック機構
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 構造が完成
 

 油性のペンキで塗装。 
 

 ひもで吊るし乾燥

 完成。
 

 

 [ 使用感 ]

 ・ 面積も広く、夫婦二人でのアウトドア利用では十分。

 ・ 脚の開閉は市販のワンタッチタイプに比べるとやや手間がかかるが、1分以内にセット可能なので十分。
   その一因は、脚開時の固定のために、当初市販金属ステーを使用予定だったが、開時の長さの大きなものが入手できず、強度不足のためベニヤ板とスライドストッパーを使用したため。

 ・ 脚の強度は十分過ぎるとは言えないが、大人が気を付けて使用の範囲なら問題なし。

 ・ 小物収納は、貴重な車内スペースの有効活用として威力を発揮する。

 ・ 上下の振動による棚板の動きをロックする機構が無く、時折段差等で音がするが、ゴムシートを間に挟み改善予定。

 ・ 簡単なテーブルに見えるが、諸々のアイデアの集積でDIYとして満足。

 

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