DIYのページ | ホンダ フリードスパイク ハイブリッドの車中泊対応の改造 2015.10.10 |
[1] 我々のアウトドアスタイル、何故車中泊? |
1.1 我々のアウトドアスタイル 以降の改造が、我々のアウトドアスタイルに適するようにすること。 先ずは我々のスタイルを紹介させていただきます。 ( 2015.10.17現在 ) ・ 還暦を過ぎた夫婦、または私一人で旅やアウトドアに頻繁に出掛ける。 神奈川県小田原市在住。 結婚以来約40年で宿泊した日数合計は 835日 =2年3ヶ月となる。 今回車を変えて20日間で、4日間車中泊をした。 ・ 旅行も大好き、他のアウトドア活動と合わせて出掛けることもある。 ・ キャンプも大好き、北海道にフェリーで渡り 各地を回った。最長1ヶ月、今までテント泊 335泊。 ・ 車中泊はキャンプより手軽に出掛けられ、そのメリットは次項で詳細に。 今まで車中泊 265泊。 ・ ハイキングや軽い山歩きが好き。 高山植物の撮影も。 早朝に登山口に到着して出発したい。 ・ カヌーで川下りに出掛ける。 冬も、1年中、昨年は30回。 2008年5月から始め 計227回。 日帰りが多いが、遠征で四国 吉野川、岐阜 長良川、北海道 釧路川、十勝川、空知川 等々。 妻も頻度は少ないが一緒にやることもある。北海道へ行くとなると、キャンプ道具、カヌー装備等膨大。 ・ 2007年からスノーシューでの里山、軽い山歩きを始め填っている。 これまで16回。 私はバランス感覚が悪いのでスキーはやらない。 が、年に1度はソリ遊びをしたい。 チビッコ広場の空いている時を見計らって大人が遊んでくる。 10年前に初めて冬用タイヤを購入し冬景色を見に出掛けるようになった。 過去の車中泊で朝の最低気温 −15℃。白馬、木曽福島で。 エンジン掛けず さすがに寒かったが安眠できた。 寝袋を封筒型にミノムシ型を入れ込み、2重にしている。 妻は寒がりなので、毛布をその2重の間に敷き詰め。凄く寒い時は更に中に羽毛シュラフで3重+α。 朝起き2Lのペットボトルが過冷却状態、揺すると結氷した。 1.2 何故車中泊? 知らない人は、宿代タダで安くあげるための貧乏旅行と思っていることが多いのではないだろうか。 確かにそれもある。 が、車中泊には次のようなメリットがある。 ・ 費用節約 これが大きいことは確かだ。 先に書いた、我々の外泊数、車中泊数を宿で泊まると膨大な金額になってしまう。 費用との兼ね合いで 旅行日数を制限することは我々には逆に耐えられない。 ・ 全てに気儘な旅が出来る。 事前に宿を予約し、チェックインに間に合うようスケジュールを組まなければならない煩わしさから開放される。 天気次第で予定を変更することも可能。 雨続きなのに予約したから出掛けなければなど勿体ない。 出発・到着時間に制約されない。 勿論宿でも素泊まりやビジネスホテルという手もあるが。 始発のロープウエイに間に合うよう到着し、静寂の風景を満喫できる。 ライトアップを見物してから宿泊地に向かうこともできる。 食べたい物を食べられる。 宿の食事は それは確かに豪華だ。 しかし、地元のスーパーマーケットや朝市、産直販売所を覗くのが夫婦とも好きだ。 宿代が浮く分、いつもなら購入しにくい高価な食材を楽しむのも好きだ。 夫婦とも酒が好きだ。 どちらか片方が飲酒を我慢し運転するということはできない。 どうしてもの時 そうしたのは僅か数回。 良く行くのが御殿場高原ビール。今年既に2回。 直線距離はさほど遠くないが 小田原から電車を乗り継いで1時間以上かかる。 最終電車も早々終わるので電車で行ったことは過去2回。 構内にホテルがあるが、夫婦2人の時は駐車場で車中泊。 24H庭のトイレも利用できる。 でもさすがにほとんど仲間を見かけたことはないが。 レストラン開始の5時前に到着し、8時頃まで飲んで食べ、腹ごなしに構内を散策して就寝。 時期によってはホタルやイルミネーション観賞も有名で 多くの人が訪れる中、酔っぱらい2人がフラフラ見物。 家では身体のためカロリーコントロールを意識している。 出掛けたときは少しタガを外しても良いという約束にしている。 その目的で出掛けることが多いのでは?という突っ込みが来そうだ! 確かにそれもある。 夜は宴会状態。 2〜3時間飲んで食べるのを楽しんでいる。 外では、冬は寒いし夏は蚊が来る。 道の駅などで停まることが多いので遠慮している。 普通の旅行で景観の良い宿に泊まることもできる。 しかし、湿原の駐車場で薄暮から日の出までの移ろいを堪能できるのは車中泊の醍醐味だ。 1.3 車中泊で注意すべき事 ・ 一般的なマナー以上に気を遣う必要がある。異論もあると思うが以下の 今後も楽しむためだ。 そして感謝の気持ちで利用させて貰うという心構えが必要だろう。 というのは、車中泊をしない、知らない人に不快な念を抱かせない注意が必要だ。 何故なら、なかには不快を強く感じ、不満を施設管理者などにぶつけるケースが増えると 次第に世の中が車中泊の締め出しの方向に移っていくからだ。 既にそういう雰囲気を感ずる。 その結果、我々も恩恵を享受できなくなっていく。 各地でキャンプやバーベキュー、花火、海水浴など既に同様な流れで禁止されている個所や制限も多い。 これらと同様に車中泊禁止や反目される風潮となるのを恐れる。 道の駅やサービスエリアなどの車中泊は、本来許されている範囲を超えていると思われるが、 今のところ黙認されているのが実状だろう。 しかし、最近車中泊組が増加しているのを実感している。 冬の白馬や草津で大半が車中泊組で、駐車できないくらいだったのを思い出す。 サービスエリアや道の駅などで 車の駐車以上の場所を占有しない、 ひどい場合はテーブルを持ち出しバーベキューすらの光景を目にしたことがある。 それも堂々と。 言語道断。 我々が初めて車中泊をしたのは 1983年8月、新潟の海水浴場だった。それも仮眠レベルで。 当時はまだ道の駅なるものは無く、整備され始め 1992年、初めて滋賀の道の駅大津で泊まった。 頻度が高くなったのは、子供達が独立した2001年から。 ・ 寒冷時に夜間エンジンを掛け暖をとる人がいるが、シュラフや毛布などで対応すべき。 準備して寝ている立場では、そういう車が近くにいると仲間であっても大変迷惑に感ずる。 今回の旅でも、マフラーを改造した爆音を立てる車が、5分ほどエンジンを掛け、暖まると切るが、 5分も経たない内に冷えたのだろう 再度ブルブルヴブーンとエンジンスタート。 間欠的に繰り返す騒音は全くもって迷惑千万だった。 あれでは、回りの迷惑もさることながら、自分でも寝るどころの騒ぎではないだろうに。 大型車はかなりの割合でエンジンを掛けっぱなしにしている。 昔から思っているが 車も大きいのだから装備を積んで寝ることもできるだろうに。 会社の車のことが多いだろうから、ガソリンの消費は気にしないのだろうか。 乗用車でも一晩エンジンを掛け続けると 100km以上走れるだけ消費する。 もっとも冷蔵車などの原理的に必要なものは仕方がないが。 真夏は基本的に暑くてやらないが、気温が20℃を越えると初夏や初秋では車内温度が体温で上昇する。 これに対応するためパソコン冷却用のファンで冷気を吸入する装置を製作して利用してきた。 今回の車用に、改善した装置を製作することを計画している。 窓に填め込む通風ネットなども市販されている。 エコと迷惑防止のため、是非アイドリング・ストップして欲しいものだ。 せめて、車中泊をしている車から離れて駐車するくらいの配慮はして欲しい。 ・ ゴミ問題は悩ましい 日帰りや1泊なら持ち帰ることも容易だ。 しかし、2泊以上になるとゴミも大量になり 申し訳ないがゴミ箱のある所には捨てさせて貰っている。 時にゴミ箱が溢れるまでの状況を見て、これでは回収する方も腹立たしいだろうなと思うことがある。 偉そうに書いていながら、迷惑を掛けていることに申し訳なさを感ずる。 せめて、少しでも多くを持ち帰るよう、臭いが車内へ流出するのを防ぐために カヌーやダイビングで使用するような 気密性の高い 防水バッグ等を使用して保管するようにしよう。 ・ 静粛さへの気配り。 夜中や早朝に到着し 大声で会話したり談笑したり、仲間が眠っていることを認識して欲しい。 ドアの開閉回数を減らすように気を遣っている。 |