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No.11
門周辺 タイル貼替工事記
2012.12.26 〜 2013.1.8
勝手口に続き、門の周辺のタイルを貼り替えることにした。
門周囲は、建築時 知人から他の工事で余ったタイルを戴いたので好都合と貼り付けていた。
門の外側は人造大理石、内側は珍しい赤御影石。
通路のコンクリート打放し歩道も、ミキサー車を呼び自分で貼って満足していた。
道路側からの通路外観
.
自宅側からの通路外観
( 余談だが、この通路は駅側に近いが2m幅と狭く徒歩と自転車のみに使用し、車の進入路は反対側にある。 )
ところが、赤御影は雨に濡れると滑りやすく、年に何回もないが雪が降るとスケートリンクより滑りやすかった。
危険なので、雪が降ると慌てて板やシートを敷いて対処してきた。
表面を荒らし、摩擦係数を大きくするか、ドリルやカッターで傷を付けて滑り止めをすることも考えたが、効果と仕上げに自信が無く躊躇していた。
このところのタイル工事で慣れてきたので、思い切って100mm角のタイルに貼り替えることに決定。
材料は勝手口のタイル貼り替え時に合わせて購入した。
材料費は タイル、セメント、砂を合わせこの部分で5,000円程度と安価だ。
工事は年末年始にかかるため、2回に分け、赤御影部分から着手。
日程
実施行程
作業時間 [H]
1日目 2012
12/26(水)
既存タイル(赤御影石部分)剥がし、モルタル塗り、タイル貼り
6.0
2日目 12/27(木)
目地入れ
6.0
3日目 12/29(土)
枠撤去
1.0
4日目 2013
1/4 (金)
既存タイル剥がし(大理石部分)剥がし、周辺モルタル部剥がし
5.0
5日目 1/5 (土)
モルタル塗り、タイル貼り、養生
5.0
5日目 1/6 (日)
目地入れ
6.0
5日目 1/8 (火)
養生取り外し・完成
1.0
合計 30.0 .
作業時間は実質時間。清掃・道具洗浄は除く
1日目
12/26(水)
問題の滑りやすい赤御影石の60cm角タイル4枚
手前は大理石のタイルだが、経年劣化で表面が黒っぽくなってしまった。人造大理石のためだろうか
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赤御影タイル 4枚を剥がし終えたところ。
目地を壊し、裏側を横から叩くとタイルは無傷で剥がれた
剥がれた赤御影タイル(裏面)。これなら他に流用できるので大切に保管しよう
モルタルとセメントペーストを練り準備完了
従来の素地の表面にワイヤーブラシを掛け、水分調整を兼ね洗浄し接着力を強めるためセメントペーストを塗りつけ 、その上にモルタルを擦り付ける
モルタルを塗り、平面度を上げるため、50cmほどの長さの板で左右上下に均す。コテだけで均しても、素人ではなかなか平面度は上がらないので良い方法だ
作業が夕方に及んだので照明を点けて行った
この時期は16時には暗く寒くなるので大変だ
タイルを張り終えたところ。固まりきらないモルタルの上にタイルを貼り、平面を出すため叩いて調整したので、目地からモルタルが溢れたところがあり、 目地コテで取り除き、綺麗に拭き取る
寒波が強まり、夕方までの作業でモルタルの水分も多いので出来る限りの防寒。更に心配なので、朝までシート内部に60W白熱電球 2個を入れておき凍結防止 (翌朝撮影)
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2日目
12/27(木)
黒の染料を入れたモルタルで目地入れ。
砂はふるい、セメントとの比率1:1で。
セメントの割合が多いと強度が強く接着力も強くなるのが、剥がす作業をしていて実感できた。
右下部分はモルタルをコテで塗りつけて試したが、
1) 表面が汚れすぎ、後の拭き取りが大変
2) 塗り混んだモルタルが乾きやすく、目地からタイル下の隙間に押し込みにくい。 そのため他の場所は丁寧に目地の1本ずつに塗り込んだ。
目地入れが完了し、表面を拭き取った
2時過ぎには作業完了し、目地モルタルの水分も少なくなったのでシートだけでの養生。通路を通行できるように、パネコート板と2x4材で渡り足場を作った。
大理石部と赤御影部を一度に工事すると2mほどになり、板の長さが1,800mmで足りないことも工事を2期に分けた理由だ。
3日目
12/29(土)
目地を入れてから1日半経過し、枠を外し完成.
第1期工事を完了
年末なのでこれで一旦工事中止
4日目
1013 1/4(金)
年が明け、2次工事を開始。既存タイルを剥がすため、隣家に飛び散らないよう養生して作業開始
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元は40cm角の人造大理石のタイル。勿体ないが表面が汚くなったので貼り替えることに
このタイルの接着性は高く、タイルの底面にタガネを当て、細かく砕いていく。意外と大変な作業だった
8枚中6枚を剥がし終える。ここまで2時間半、フーッ!
残り僅かになったが、剥がし始めて3時間。もう一頑張
と言ってもタイル以外を埋めているモルタルも剥がさねば
全てのタイルと周辺のモルタルを剥がし終える
既に5時間経過。今日の作業はここまでにする
剥がしたタイルなどの残骸。10kgの米袋に8杯
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5日目
1/5(土)
タイル貼り。先ずは接着強化用セメント・ペーストを塗りつけ、その上にモルタルを塗る。材料の準備完了
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セメントペーストの上にモルタルを塗りつける
モルタルを板で平らに均す
タイルを貼り付けていく。右端は足場のために後で作業
3x3枚のタイルを張り終え、周辺のカットしなければならない部分に取り組む
右側の残りスペースにカットしながらタイルを貼る
左側の端数寸法部分のタイル
ダイヤモンド・カッターディスクをサンダーに取付切断。
下手するとディスクが破損し飛散するので危険な作業。
保護めがねを着け慎重に作業する。
水道管止水栓の周囲は、外形に沿ってタイルを切り出した。以外と上手くカットできた
貼り付け終えた全体像。はみ出したモルタルを拭う
貼り付け清掃完了したのが16時。水分が抜けきれず凍結防止のため60w白熱電球2個を保温のために常夜点灯する
防寒養生を完了。通路にコンパネで橋を架け通行可とする
夜間も電灯で凍結防止
6日目
1/6(日)
目地入れ。黒い染料を混ぜたモルタルを詰める
詰め終える
目地からはみ出したモルタルを綺麗に拭う
道路のアスファルトとタイルの間をモルタルで埋める
道路のアスファルトとの境界線、右側
目地入れを完了し防寒を兼ねた養生。
今日は目地の水分も抜けつつあったのでシートだけで
7日目
1/()
冬季で固まり強度が増すまで時間が掛かり2日間養生した
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養生を取り外し清掃。水で洗い流すのと、水の流れを確認。問題なし。
タイル貼りを完了。
両開きの門の片側をロックするための穴を明けた
丁度良いドリルがなかったので6mmΦを周辺8個を空け、13mmΦで明けた後、直径が足りないのでもんで径を拡大
片側の扉のロックバーを差し込む
完成した門周辺。
・ 約3平方米のタイル貼りを元のタイル剥がし含め30時間で完成できたのは効率よかった。
・ 平面なので比較的容易なのと、先日縦面もある勝手口タイル貼りの出来映え不良を反省し注意深く作業したため 出来映えはマアマア満足出来るものだった。
・ これで、今までの赤御影石タイルの滑り易さからの危険と、人造大理石の表面劣化の不満足から開放された。
・ これまで自転車も通るため、門扉は開けたままにしていたが、その頻度も希になったので門扉を閉めるようにした。
デザインを吟味して張り込んで購入した鋳物製のものだったので、閉めてみた雰囲気も気に入った。
これで、タイル貼り代え作業は一段落。