No.4 近景に建物のはっきりした線がある テストパターン

1 元画像と重なり具合、手結合での結合サンプル
元画像  
 焦点距離 35mm (35mmフィルム換算) 右画像が左に対し 0.5°反時計回り方向に回転
広角で接近した家屋は元画像のように撮影方向で一焦点消失図法によって片すぼみになっている。
左右が振り分けられたこの構図を自動で結合するのは困難さがあると思われる。
重なり具合
手結合 
      左右の形状を台形に変形し形態を整えました。( リニアモードと同じ手法 )

2 ソフトによる結合結果
ソフト名 パノラマモード リニアモード
美写楽

○自動合成
○屋根の中央の曲がりがややきついが比較的自然なつながり。
△屋根の部分に若干ズレがある。
○屋根の中央の曲がりがややきついが比較的自然なつながり。屋根の部分に若干ズレがある。

○自動合成
○屋根の棟がやや湾曲しているが
比較的自然な繋がり。
△屋根の部分に若干ズレがある。
○比較的自然なつながり。屋根の中央の曲がりがややきつい、屋根の部分に若干ズレがある。
Photoshop
Elements

自動合成×
道路の繋がりは若干ハート型になっているが
全体には最も自然なつながり。○
建物中央の障子部分にズレが見られる。△ 
△M 自動合成できない。建物中央の障子部分にズレが見られる。

自動合成×
屋根や道路の直線性は最も綺麗。○
特に目に付くズレもなし。○
△M 自動合成できない。
屋根や道路の直線性はきれい。
Panorama Boutique
自動合成 ×
屋根の上部は綺麗に繋がっているが
画面の下半分ではハート型のつながり。△
焦点距離を50mmにすると美写楽と同じ様な
感じになる。
屋根から障子にかけてズレあり。×
△M  自動合成できない。道路の繋がりは若干ハート型になっている。屋根から障子部分にズレが見られる。
焦点距離設定を50mmにすると美写楽と同じ様な感じになる。

自動合成 ×
台形補正が不足しており屋根の棟が折れ曲がっている。△
屋根の部分にズレあり。×
△M  自動合成できない。台形補正が不足で屋根の棟が折れ曲がっている。
屋根の部分にズレあり。
CAMEDIA Master1.0    
リコー

DIGICLIP
-S

△ 接合部分を中心に角度がついたまま。重なり部分がブレンドされ、屋根の上部は両方の画像が薄く残っている。 この程度は空ならレタッチで修正可能。

× 強引に結合しただけで全く使い物にならない。
Canon

Photo
Stitch

○ ほぼ自然に結合された。屋根は円弧を描いている。
道がS字状にうねるのは少し気に掛かる。

◎ 結合はほぼ合格レベルだが、屋根・軒、特に道の直線性がいまいち。結合の基準面は両側で平均化されている。
重なり1/2の部分で結合している。