大井川 川地図・動画集 [ 編集中] 上流から下流の順に掲載
奥泉 〜 千頭 〜 塩郷 〜 家山 ( 〜 河口 )

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 地図には、瀬の位置と難易度を記載しているが、
記憶と撮影した写真によっている。
 全ての瀬を網羅できていない可能性、瀬の程度は主観で評価を行ったが、水量等の条件により異なる可能性もある。
 あくまで、参考としてご覧下さい。

 大井川の区間を3つに分割して掲載します。
 @ 奥泉 〜 千頭 : 上流区間という感覚のルート。 中級で漕げる楽しいルート
 A 千頭 〜 塩郷 : 初級〜中級 ある程度の経験があれば漕げるルート。正面の岩に流れが当たり直角に近い角度で曲がるポイントも多い。
 B 塩郷 〜 家山 : ノンビリ瀬とカーブを漕ぎながら自然満喫ルート。川根温泉の大井川鉄道下流すぐに堰があるのでポーテージ要、注意。
 

 ・ 私の川評価 (平水時)

  基準区分けは 川地図メニューの 2 
私の川評価 基準   (下記)をご覧下さい。
 
奥泉〜千頭 千頭〜駿河徳山 駿河徳山〜塩郷 塩郷〜家山  評価範囲
 難易度  3  2  2  1 難5〜1易
 要漕艇技術  中級2  初級3  初級2  初級1 初中上級 1〜3(高)
 清水度  3  3  3  3 清5〜1濁
 臭い  4  4  4  4 無臭5〜1汚臭
 自然度  4  4  4  4 自然5〜1人工
 交通の利便性  3  4  4  4 便利5〜1無



 ・ 区間別 特記

 区間  記事
奥泉〜千頭  奥泉駅前を出ると、直ぐに玉石で浅い傾斜からその先右に直角に曲がる瀬で、ブローチング注意。その先いくつもの傾斜のある速い流れの瀬有り。右岸にテトラポットの列になっている区間があり、状態変化するので要注意。八木キャンプ場付近からは時折大きな落ち込み、瀬を越えながら自然満喫の区間。八木橋から下流は国道が標高の高い方向へ向かうのと対向する珍しい区間。以降 寸又川と合流しやや緩やかになる。時間が合えばトロッコ列車を川から眺められる。千頭の上陸ポイントは都度変わるので要事前チェック。 傾斜の大きい瀬が多く、水量により難易度が大きく変わる。水量少ないときは丸石で引っ掛かる所多し。
回送は大井川鉄道井川線(トロッコ列車)か寸又峡行き路線バス。大きな荷物は持込困難なのでスタート地点に予めデポする
千頭〜駿河徳山   時折流れが速い瀬、直角に折れ曲がり流れが正面の岩に当たる瀬が現れ、コントロールできないと沈やブローチングの危険有り。その状況は水量で大きく変わるので長島ダムの放水量を参考に。但し雨の後はその下流の大井川ダムの放水、寸又川の流量に影響されるので実行時千頭付近での水量を確認すべき。
 回送はSL列車の走る大井川鉄道。時間と運行日を調べ崎平鉄橋などでSL見学・撮影も楽しい
駿河徳山〜 塩郷  瀬の程度も千頭からに比べるとやや穏やかになる。 塩郷ダムのゲートが開いていても段差が大きく降下不可、下泉で上陸が便利。危険ポイントは少なく安心して下れる。
塩郷〜 家山   七曲がりと呼ばれる蛇行を繰り返す区間。国道は串刺しに走り、それ以外は小さな集落を結ぶ小さな道のみで自然豊か。
 川根温泉の大井川鉄道橋梁下流と、家山 駿遠橋下流に 横並び複数列のテトラポットの堰があるのでポーテージ必須。

 ・ イン・アウト ポイント ( 自分の認識している地点のみ )

 ポイント  記事
奥泉   一般的には川根路橋左岸上流だが、未舗装路が荒れていて4WDでしか入れないこと多し。奥泉駅上に駐車し河原まで降ろすことも可。トロッコ列車回送時には駅下、右岸。トイレは駅でお借りする
矢木沢キャンプ場  サイトが河原に隣接。近くに温泉施設 森の泉があり、1日2便バスが立ち寄る。
両国吊り橋  両国橋上流左岸に国道から降りられる。元キャンプ場?10台程度駐車可。千頭駅前で上陸できない場合に 便利。大井川鉄道井川線、川根両国駅まで徒歩4分
千頭駅前  大井川鉄道千頭駅下流100mに河原に降りるスロープ有り。河原より一段上の舗装駐車スペース30台程度。
 駐車出来ない場合は100m先に道の駅奥大井音戯の里。最近流れが対岸に寄り、砂利の山で近寄り困難だったので注意。
青部の吊り橋  2013.6から吊り橋は通行禁止になり廃止予定との情報有り、利用可能かは未確認です。
 吊り橋の真下。大井川鉄道青部駅北側の踏切を進むと吊り橋近く。駐車3台程度
宗徳橋   上流左岸に河原に降りられるスロープ有り。4WD向き。
道の駅茶銘館   道の駅の裏に駐車スペース、数台程度。河原までに階段有り。駿河徳山駅まで1.2km
下泉  左岸下流。スロープから本川根町営公園へ。公園の駐車場
塩郷キャンプ場  開設時はキャンプ場で駐車可か?非開設時に鉄道回送だった。国道近くの路肩に3台程度駐車可か?
 ゴールはここが最終。先に塩郷ダムがあり降下不可。
塩郷
 くのわきキャンプ場
  塩郷から七曲がりのスタート地点として使用。河原まで進入可
道の駅川根温泉  大井川鉄道橋梁の上流左岸。道の駅併設の 川根温泉ふれあいコテージ駐車場に上陸。 その下流に堰があるので注意。
家山 駿遠橋  橋の真下右岸に上陸。直ぐに堰があるので水量が多い場合は注意。河原全域に駐車可。家山駅まで徒歩10分
 

 @ 奥泉 〜 千頭

 * 傾斜 100mあたり平均 単位[m]:精度は概略
 
 場所 距離 km 標高 m 傾斜
 *
 備考
 奥泉駅 Start 0  358    
 川根路橋 0.22  356  1.0  
 渡谷橋 0.64  354  0.48   
 小山トンネル 1.1  349 0.33   
 大沢橋 1.7  347 0.33  
 白沢橋 2.0  347    
 遊湯橋  2.7 342 0.71  吊橋 
 白沢合流 3.2  338 1.20  
 八木キャンプ場 3.5  337 0.33  
 白沢温泉もりのいずみ 4.0 335 0.40  
 八木橋 4.7  331 0.57  
 昇泉橋 5.2  329 0.40  
 川根小山駅付近の吊橋 6.0  328 0.13  
 川根小山駅横 6.6  323 1.20  
 土本駅横 8.5  315 0.42  
 寸又川合流 8.9  315    
 寸又口橋 9.9  307 1.25  
 沢間駅横 10.0  307    
 両国吊橋 11.8  302 0.28  
 両国橋 11.9 300    
 筒沢合流 12.2  299 0.75  清涼峡 
 川根大橋 13.1  295 0.44  
 千頭駅横 13.4  294  0.33  
 千頭駅横河原駐車場南端 13.6  293 0.50  Goal 
 川が蛇行し道路が串刺し状に貫く。
 大井川鉄道井川線、愛称は「南アルプスあぷとライン」。
 「トロッコ列車」とも呼ばれる可愛らしい列車で回送も可能。
 上流の井川ダム資材運搬用トロッコとして建設され、山あいを縫うようにカーブが多く、トンネルも小型でそれに合わせ車両も小型。
 この区間より上流側では「国内唯一のアプト式機関車」を使い、「鉄道日本一の急勾配」を登り降りしている。


 以下の記事は 2011.11.30 長島ダム 2.73ton 神座 -2.26



 

hじゅy

 大井川鉄道 井川線 奥泉駅
 ここから釣り人などが河原に降りるという話で、道を探す

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 駅横から河原に降りる。民家の庭を断って通してもらった

 奥泉駅横の河原にやっとたどり着いた
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 奥泉駅からすぐ脇の河原に降りられるのは便利だ

 12:00 スタート 水は土で濁りが強い。
 川根路橋がすぐだが、その手前に早速の瀬

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 奥泉駅横から出発してすぐの瀬。岩が隠れていて引っかかる。ラストが左岸の岩に強く当たっているので、水が多い場合は注意。
 

 美しい渡谷橋

 12:15 渡谷橋通過。2車線が別の橋になっている
 途中、岩に引っかかる場所があり、600mで15分掛かった。 平均時速 2.4km/hだ。
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 渡谷橋を過ぎてすぐ、天然のシャワー。
 カヤッカーはこの小さい滝に打たれる慣わしがあるとか?

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 天然のシャワーを浴びる 動画

 
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 紅葉の美しい木が点在

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 12:30 ナント川の中に車が置き去りに
 

 美しい紅葉、川面に映りいっそう鮮やかな景色に
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 12:43 大沢橋通過
 橋の先、右岸側に右動画の瀬がある
 大沢橋下流の瀬 動画

 濁りで岩が見えず艇の底につかえ、傾き水が流入
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 12:48 大沢橋下流の瀬を下り終える。 振り返り、橋と山、紅葉が美しい
 岩に引っかかるので、僅か数十mに5分かかった


 白沢橋。 左岸に堰の残骸があったが問題なく通れた


 13:03 左岸側に流れが移るのだが何処も通れず歩いて下った


 下り終えて... これじゃ〜通れないわけだ!


 13:10 遊湯橋 吊橋通過


 左岸に寄り瀬になっている


 だいぶ流れが増えてきた感じだ。 Kenさんが気持ちよさそうに漕ぐ
 

 13:15 護岸が見えてきた

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 右岸側に八木キャンプ場の一角、整地された場所が見え始める

 13:30 八木キャンプ場横 国体コースを過ぎ振り返る。右岸寄りを通ってきたが、左岸側のほうが面白そう。
 最後に少し落ち込みがあったが、広く浅い流れでナント言うことはない場所になっていた

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 八木キャンプ場(正面)と 国体コース(右)


 岩を縫ってKenさんが下る。今日はダッキーは底が引っかかりっぱなし。カヤックの方が良さそうだ
 

 13:50 昼食のため上陸。翼さんが地図を眺め、どのくらい来たのだろうと... まだ1/3ほどで唖然とする

 14:10 夕暮れまでに千頭にゴールできるか心配になり、昼食もそこそこに再スタート。頑張って漕ごうということに
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 八木橋

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 八木橋手前の小さな落ち込み。

 八木橋先の急な右カーブ。斜面の陰、木立だけに陽が当たり美しい光景だった

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 14:20 昇泉橋(左上に少し写っている)通過 

 紅葉が美しい


 またもや瀬の最後は岩ゴロゴロ

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 14:31 川根小山駅付近の吊橋通過

 15:00 右岸にテトラポットの列。 流れが吸い込まれとても危険。迷わず30mほどポーテージ

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 15:07 ポーテージし終わり振り返る
 とても通れる状況ではなかった

 15:22 寸又川に架かる鉄橋にトロッコ列車。
 ラッキーなシャッターチャンスだった

 15:35 寸又口橋通過。 太陽もだいぶ傾き、ゴールまで3kmはあるだろう。夕暮れまでにゴールに到着できるか少々心配になり始めた。 水量はだいぶ増えたので岩に引っかかることも少なくなってきた。
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 またトロッコ列車に遭遇。 1日に何本も走っていないのに、往復の列車に出会えるのと線路が川に沿っている部分が多く楽しかった

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 16:00 手前両国吊橋、向こうに両国橋
 なんとか明るいうちにゴールできそうでひと安心

 千頭の川根大橋が見えてきた

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 翼さんもホッとした様子

 16:13 川根大橋通過

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 16:20 ゴール
 千頭駅横の河原は重機が入り砂利を積み上げていた

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 流れが駐車場に近づいているので回収が楽だった
 奥泉に車を取りに行き 撤収作業は日が暮れ、車のライトで照らして行った。
 

 A 大井川 千頭〜塩郷 距離表

 * 傾斜 100mあたり平均 単位[m]:精度は概略
 
 場所 距離 km 標高 m 傾斜
 *
 備考
 千頭駅  0 294    
 不動橋  0.7 290 0.57  支流の橋
 千代橋 1.0 289 0.33  トリプルブリッジ
 大井川鉄道橋梁  1.2 288 0.50  トリプルブリッジ
 鋭角の右コーナー  1.8 286 0.33  
 岩がらみの瀬  2.2 283 0.75  位置は記憶等による
 富沢付近合流  3.9 274 1.00  
 柳崎大橋 4.7 270 0.50  
 坂京河内合流 5.5 267  0.38  
 青崎橋  6.4 265 0.22  
 青部の吊橋  7.1 259 0.86   青部駅 150m
 発電所 7.5 258 0.25  
 2つ目の吊橋  7.7 258  
 榛原川合流  8.9 252 0.50  
 万世橋  10.8 244 0.42  
 宗徳橋  12.0 241 0.25   駿河徳山駅 500m
 水川?合流  14.6 231 0.38  
 田野口駅横  15.7 224 0.64  
 中徳橋  16.4 222 0.29  
 下泉橋  19.0 211 0.04  
 塩郷キャンプ場  21.8 200 0.39  Goal 塩郷駅 1.2km
 塩郷ダム堰堤 22.3  198  0.40  
 以上 全体平均 22.3   0.43  

 カヌーを始めてから間もなく漕いだ区間。
 直角に岩に当たる流れが多く、曲がりきれずに寄せられ沈したことも多かった。

 2011.10.12
 水量は長島ダム放水量で4トン前後、少な目だがライニングダウン覚悟で久しぶりに下った。
 今回は2日掛かりでロングコースを漕いでみようと思い、駿河徳山を通過する頃から、上陸するかどうかの判断をしながら、結局予定の最大距離、塩郷まで21.8kmを漕いだ。


  9時半に千頭駅着。
 


長島ダム放流 4.27t
 

 千頭駅横から下流方向。今まで丸石を踏んで走ったが、綺麗に整備されており助かる
 

 河原の流れの傍まで入り準備を進める

 10:15 準備完了し記念撮影
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 千頭駅の真横からスタート

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 千頭駅すぐ下の瀬 動画

 この区間を前回漕いだのは2009.6 2年ぶりだ
 今年(2011)の台風12・15号では長島ダム放流量が
 1000トン/秒を越える日が続いたためか、
 ずいぶん瀬の様子が変わっている (今回4トン余)
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 左動画の瀬を振り返る
 ・ 深く掘れ、傾斜が強くなった気がする
 ・ 30〜50cmの丸石がゴロゴロしており、水量は流れているように見えるが 底を擦ったり突っかかったり。
 左の動画でも引っ掛かり、揺すったり回転して脱出を試みた

 10:26 上写真の瀬で慎重に丸石を避けていたが、引っかかる。
 横向きに止まったので、写真を撮り、脱出を試みた瞬間 横倒しになり沈。 不覚だった!

 この写真は、2009.6.2 のもの。上の瀬より下流。
 これより上流にはザラ瀬しか記憶や写真がない。
 水量は6.9トンで多かったが、全く掘れた感じは無い

 実は今回、この部分が変化した瀬で沈してしまった(左)
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 艇とパドルの両方を保持しきれず、パドルを手放す。
 艇に再乗艇し、俯せになりクロールの要領で進み、パドルを回収し引っ掛かった瀬を振り返る

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 不動橋すぐ近くだった。 10:32 気を取り直しスタート
 カメラが水中に浸かったので曇っている

 トリプルブリッジ

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 トリプルブリッジ 新旧の千代橋の下が瀬になっていた

 トリプルブリッジ 大井川鉄道の橋梁を通過

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 トリプルブリッジの下流の小さな瀬を通過し振り返る

 10:44 鋭角で右に曲がるコーナー
 豪雨で大量の流木が流れたのだろう。
 河原に天日干ししている人の姿が見えた。
 燃料にするのだろう。

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 10:53 左のコーナーから8分後、500mほどか。
 小さな瀬を過ぎ振り返る。瀬の音がするのですぐに向きを戻した。 すると激しい瀬。慌ててエディインした。

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 2009.6 撮影 瀬に入る前。岩が多いがさほど障害となる配置や、速い流れではなかった が砂利や砂が流出し 川底の岩がむき出しに狭い流路を作ったと思われる
 ( 下写真の瀬 )
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 2011.10.12 今までこれほどの瀬がある認識はなかった。
 念のためスカウティングして良かった

 この付近は右の以前の写真に比べて、深くえぐられ 川底の岩がむき出しになって瀬の様相が一変しているのが解る

 ただし、2012年には流れが左岸寄りとなり、以降この岩絡みの瀬を通過するルートはなくなった。
 

 2009.6 撮影 今回の左写真と位置関係が一致する
 2年前は上写真のようにそれほど激しい瀬ではなかった
( この時も手前で岩に当たる瀬で沈したが )
 

 瀬の上流から。 目標とした航跡を記している。 ダッキーでは他のルートは通り難そう

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 瀬の中間、右岸側から。 隠れ岩が点在し、流れも速く 結構テクニカル
 単独だしポーテージも考えたが、ジックリ検討し、分流する岩にブローチングしなければ危険はないと考え決行
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 トリプルブリッジから約1km下流の瀬を下る 動画

 ジックリ スカウティングし目標コースをイメージして漕いだ
 ほぼ、目標通りに漕ぐことが出来 大満足

 左岸側から瀬のメイン部上流側を望む。
 隠れ岩が鮮明に見える。
 @の岩の進行方向左側から入り、Aの2つの間を通り、
 Bの左を通り流れが右に曲がっているのと合わせ、この下流側に隠れ岩があるので、できるだけ右に向かう
 Bの右側も通れそうに見えるが平らな隠れ岩が浅く、ダッキーでは通過困難と見た
 もう少し水量が多ければ@、Aの岩は隠れるのでコースの自由度も上がるだろうけれど流れが速くなりそう
 その場合はBの右側の方が通り易いか。
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 下り終え、下流左岸からの様子

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 下り終え、エディインした様子
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 瀬の様子 右岸側から 動画

 
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 瀬の様子 左岸側から 動画

 
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 11:13 上の激しい瀬を通過し、左に折れる手前の瀬

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 柳崎大橋が見えてきた

 柳崎大橋とその先の大井川鉄道橋梁

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 11:40 朝食が早かったので柳崎大橋の下で日光を避けながら昼食休憩

 下り電車が通過。元近鉄ビスタカー
 千頭行き方向が下りだが、山を登っていくのも面白い
 この鉄橋はSL撮影適地なのだが、通過にはまだ1時間

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 12:15 ゆっくり休憩をとりスタート
 柳崎橋梁の下流にも瀬

 大したことがないような瀬だが...

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 過ぎて振り返ると、結構な傾斜

 12:30 青崎橋

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 青崎橋までの下は結構な瀬

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 青崎橋を振り返る

 12:40 青部の吊り橋だ。今日はロングコースのつもりなので通過

 2013、この吊り橋は廃止の方向で、通行禁止となったとの情報あり
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 青部の吊り橋 真下

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 青部の吊り橋 左岸側、この先すぐに青部駅がある

 12:42 右にカーブすると発電所

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 岩に突き当たり直角に曲がる。 大井川に多く、以前は曲がりきれず押しつけられ沈をしたものだ

 12:45 2つ目の吊り橋 水中用カメラでシャッターの反応が遅く、2枚の時間差でカヌーが進み、強引に結合
 不完全な状態だがイメージとして

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 12:48 発電所の先の左カーブ

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 13:00 2009.6には橋脚が工事中だったが橋が架かった。 名称不明、まだ未完成なのか地図にも載っていない
 

 橋真下の瀬

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 2008.8 撮影 まだ橋脚を作っている最中だった。
 ここに瀬は無かった

 橋と瀬を振り返る

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 2009.6 撮影 橋脚が上より進んだ
 まだ瀬は見当たらなかった

 13:08 比較的大きな瀬

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 13:21 万世橋

 13:37 宗徳橋通過 向こうに道の駅が見える

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 宗徳橋の下の瀬を通過し振り返る

 13:43 河原の砂利を一列に積み上げている重機
  何をしているのだろう?

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 進路の選択に失敗し最後は玉石ゴロゴロの傾斜に。仕方なしライニングダウン

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 14:40 中徳橋 今日のゴールは駿河徳山から塩郷の間とし、時間と疲労状況から決めるつもりであった。
 ここなら田野口駅に近い。まだもう少し頑張ろう!

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 15:10 午後の上り金谷行きSL

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 金谷行きは機関車はバックで牽引のはずだが...?
 調べてみると、これまでは千頭駅構内には転車台があったが、金谷側に無かった。
 そこで、千頭方面へは通常方向の運転、金谷方面にはバック運転していた。
 一部の運行では、千頭で方向転換後、金谷行きも前向き運転したことがあるようだ。
 その場合、次の戻り千頭方面行きはバック運転となっていた。

 2011年9月に新金谷駅に転車台が設置され、10月7日より使用を開始した。
 その結果、上り方面金谷行きも前向き運転となっていた。ラッキーだった!
 

 15:17 下泉橋 この付近で上がれば下泉駅間近
 まだ元気だ!塩郷まで行こう!

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 岸に近い水路

 塩郷ダムが見えてきた。直前はダム湖で湖がなければならないと覚悟していたが、不思議と瀬もあり流れもあった

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  15:47 塩郷キャンプ場があるはずだ。地図と景色を見比べながら進んだ。どうやらこのあたりだ。ゴール!

 河原に登ると塩郷ダムが良く見える。 ナント ゲートが全て上がっている。
 流れは全て下流に通過しているようで、ここまで流れがあったのがやっと理解できた。
 堰堤越えも頭に浮かんだが、ダムの構造が解らないし、艇も担いで来たので止めた。
 翌日見ると、堰の下流への落差は大きく、ゲートが開いていても通過は不可能のようだ。
 ここで終了すべき。

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 16:20 塩郷キャンプ場は閉められ声を掛けたが誰もいなかったので、通過させていただき国道手前に装備をデポ。
 塩郷駅まで1kmを歩き、大井川鉄道で千頭駅に行き、スタート地点の車を回収する。

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 塩郷ダムの堰堤。上部は車が通過できる

 ダムから先は下り坂、塩郷の吊り橋と、先に塩郷駅が見える

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 塩郷の吊り橋を通過。 吊り橋は国道と大井川鉄道の上に架かっている

 16:30 塩郷駅到着 千頭方面
 16時台の電車はなく 17:10まで40分待ち
 近くの民家の自動販売機で飲料水を買い、一気に飲み干した。

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 塩郷駅 金谷方面。 道路のすぐ横にガードレールだけの境だ

 17:10 下り千頭行きが到着

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 ワンマンカーだ。 塩郷駅は無人駅。降りるときに料金を払う。 千頭駅は有人駅なので改札で精算

 けっこう立派な車内。もと近鉄ビスターカーだからだ

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 千頭駅に到着し車で艇を回収後、明日に備え川根温泉でゆっくり入浴。
 明日は塩郷から家山の予定
 ☆ 大井川の感想

 ・ この区間を漕いだのは2009.6 2年4ヶ月前。 カヌーを始めて1年、漕艇20回目だった
  当時、大井川に多い、岩に当たり直角か鋭角に流れが変わる箇所が多く曲がりきれず岩に押しつけられ食われて沈、
  というケースがあったが、その後の経験で、そのクリア法が身に付き安心して下れた
 ・ 今年の大増水で、流れがことごとく変わっていた。
  2009年に漕艇7回目でも、何とかそれほどの激しさを感じずに下れた状況に比べ、瀬の流れが深く掘られ、傾斜が急になり、更に丸石がゴロゴロして注意していても引っ掛かる所が多くなった。
  大増水で軽い砂や小砂利が流され、川底の大きめの石が顕わになったのだろうか?
  石に引っ掛からず下れた瀬は20〜30%だった。( 停止せず擦るくらいは通過とみなして )
 ・ 水量が少ない割には笹濁りで、隠れ岩の発見も困難で、ザラザラ音の瀬が近づくたびに、また岩に引っ掛かるのではと気が気でなく、進路に神経を使った。
 ・ 特にトリプルブリッジ下流約1kmには岩がらみでテクニカルな瀬の出現には驚いた。
  ここは前回2年前までの力では、ポーテージ必須だ。 タンデム艇でも厳しいかも。
 ・ 今回は、一度は大井川で長距離を漕ごうと思い何とか頑張った。
 ・ 駿河徳山から塩郷の間は直前で変化も少なかった。今後は通常区間にしよう。
 

 B 大井川 塩郷 〜 家山 〜 河口 距離表

 * 傾斜 100mあたり平均 単位[m]:精度は概略
 
 場所 距離 km 標高 m 傾斜
 *
 備考
 塩郷 0 198    塩郷駅真横
 くのわき親水公園キャンプ場 0.3 196 0.66  
 八幡神社付近支流合流  4.3 179  0.43  
 昭和橋 6.9 168 0.42  
 鵜山大橋 9.0 159 0.43  
 川根温泉大井川鉄道橋梁 13.3 144 0.35  
 SLの見える丘公園 14.2 141 0.33  
 抜里スポーツ広場 14.9 140 0.14  
 駿遠橋 15.6 139 0.14   家山 ゴール
 以上 全体平均 15.6   0.38   家山 ゴール
 以下の区間は下ったことがありません。 距離だけを算出しました
 家山駅横 16.0 137 0.50  
 家山川合流 16.4 137    
 大和田駅 18.1 129 0.47  
 福用駅 21.6 118 0.31  
 福用川合流 22.0 115 0.75  
 伊久美川合流 24.9 105 0.34  川口発電所
 左岸水路合流 26.4 103 0.13  
 神尾駅 27.4 100 0.33  
 龍門の滝下流・合流 27.9 99 0.20  
 新大井川橋 ? 30.2 89 0.17  
 第二東名鉄橋 32.2 79 0.50  
  新大井川橋 33.9 72 0.41  
 大井川橋 34.9 67 0.50  
 JR大井川橋梁 36.1 63 0.33  
 蓬莱橋 39.4 48 0.45  
 島田大橋 40.2 45 0.38  
 谷口橋 41.5 40 0.38  
 JR新幹線橋梁 43.7 30 0.45  
 東名高速大井川橋 46.1 20 0.42  
 富士見橋 47.2 18 0.18  
 大平橋 50.2 10 0.27  
 河口 52.0 0 0.56  
 駿遠橋以降河口まで
 全体平均
36.4   0.38  



 2011.10.13 長島ダム放流 4.26t

 塩郷から川根温泉までは「鵜山の七曲り」と言われる。
 この間大井川鉄道 3駅間の営業距離で 4.3kmにもかかわらず、川を下っての距離は13kmにもおよぶ。

 大井川2日目、昨日ゴールの塩郷から家山まで15.6kmを下る。
 2010年12月に初めて鵜山の七曲り区間を下った。
 静かにノンビリ人工物のほとんどない区間があり、適度な瀬もあり楽しく下れるコースだ。
 


 

 朝7時過ぎ、家山の駿遠橋たもとに車を置く。
 上陸地点の様子を確認。
 荷物を担いで家山駅に向かう。 駅まで500m。

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 家山駅に4分で到着

 家山は有人駅 切符を購入して入場。塩郷まで370円
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 電車が入ってきた。家山駅は交換駅だ

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 塩郷まで14分。到着前に塩郷ダムと吊り橋が見えた
 対岸の くのわき親水公園キャンプ場も。


 

 塩郷駅に到着

  前回は対岸からスタートしたが、今回は電車回送なので、塩郷駅から玉石の堤防を下って降りる最短コースを試みる
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 塩郷駅の下に降りた。本来線路内に入るので禁止だろうが...吊り橋を渡って対岸まで歩くことを考えると横着した。 逆方向の電車がすぐに来ないか確認し。
 堤防の傾斜も急なので三点保持で慎重に降りた。
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 上流側にすぐに塩郷の吊り橋と塩郷ダム堰堤。 今日も水門が開いている

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  昨日は堰堤の上流で上陸した。 ゲートが開いているのを見て、下ることもチラついたが、これを見ると下らずに良かった。1カ所開いている水路も落差2m以上ありそうで、とても下れる状況ではない。

 堰堤のコンクリート部の高さは3mはありそうだ。
 歩いて降りることも出来ず、横にも抜け道はない。
 堰堤上部までは30mはありそう。
 戻るしかないと思われ、通過を試みないで良かった

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 8:20 準備完了してスタート。
 塩郷の吊り橋と塩郷ダム堰堤が真正面

 東に塩郷駅

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  気持ちの良い瀬を下る...と思ったが、こちらも丸石が多く、ルート取りに気を使いながらも引っ掛かりながら。

 今日は高気圧の真ん中で天気が良いはずだったが、朝は晴れ間が出ていたが次第に雲が広がり残念。
 七曲がり区間に入る

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 ここまでの間でも流れの状況が昨年12月とは激変していた。

  岩がらみの小さい瀬ながら、通れる水路が狭く曲がっている。一見艇のスターンの上の水路が広く通れそうだが、隠れ岩が水面近く平らで引っ掛かりそう。 バウの上の細く流れが曲がっている部分を通過した。(下動画参照)


 たいした瀬ではないがコントロールするのが面白かった

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 鵜山の七曲りで岩がらみの瀬 動画

 
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 昭和橋 この辺は今まで以上に 全面が浅くなっていた

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 10:00 昭和橋通過

 昭和橋下流左岸のログハウス。今日は車が数台止まっていた

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 正面に斜めの道路の陸橋。静かな大井川ブルーの水面に映る景色が美しかった

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 玉石を避けながら

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 土砂崩れの跡のようだ

 通過してきた陸橋、土砂崩れ跡を振り返る

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 瀬の中央に大きな岩

 七曲がり区間が終わり真っ直ぐ南下すると川根温泉

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 川根温泉の大井川橋梁手前で休憩

 鉄橋の下には堰があるのでポーテージ

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 川根温泉の鉄橋下のテトラポットの堰。 ここに突っ込んだら危険だ。

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 水の無いテトラの上を運ぶ

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 段差を降ろして

 運んでいる最中に電車が通った

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 テトラ下部にたどり着き浮かべる

 通過に10分。堰と鉄橋を振り返り、再スタート

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 堰から数百m下流、玉石で下れなくなり立ち往生

 これでは とても下れない。本格的なライニングダウン。
 早めに左岸側の流れに入るべきだったが、分岐地点では想像できず。

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 もう、家山の駿遠橋が見えてきた。

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 右岸側にテトラポットの列。近寄らないように進む

 そろそろゴールだ。 下りのSLが通過する時刻

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 12:10 駿遠橋手前で上陸しSLを撮影することにした

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 家山駅、駿遠橋の北500mでSL撮影 動画

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 通過するSL 左の動画でお楽しみ下さい

 12:30 SL撮影を終え残り僅かな距離を下る

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 本流は川幅中央だが、上陸するには右岸に近い水路

 駿遠橋が間近に

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 河原に(他人の)止めている車が見えてきた

 左の先のテトラポットは堰で流れが吸い込まれている
 流されないよう慎重に上陸ポイントに進む

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 12:37 ゴール

 駐車してある場所まで、玉石の堤防を登る

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 運び上げ振り返る。斜面が大変だが距離は短いので嬉しい

 ゴールポイントと駿遠橋、テトラポットの堰全景


 撤収作業をする場所に車を持ってきて片付け

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 河原にはたくさんの駐車可能スペース
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 この右への狭い低い通路を通り、左に500m進むと家山駅の正面に出る
 ・ 1日目と同じく、以前とは流れや瀬の様子がガラッと変化していた。
 ・ 玉石が引っ掛かりやすくなったのも同様
 ・ 朝には晴れ間が見えたものの、曇りとなってしまい、美しい色が鈍くなったのが残念。
 ・ 千頭から塩郷を経て家山までを2日間で下った。 目的を達成でき満足
 ・ 七曲がり区間を下るのなら、川根温泉よりも家山の方が水際からの距離が短く、楽だった。
  距離も2.3km延びるだけで、流れもあるのでアッという間に着いてしまう。
  但し川根温泉鉄橋下のテトラポットの堰越えで30mほど運ばなくてはならないので好みにもよるが。
 
 

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