木曽川 カヌーツーリング No.153
 読書ダム〜柿其橋〜 2013.11.9(土) 10(日)

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 ヨシさんの仲間とご一緒させていただき、中部地方の遠征に出掛けた。
 今回は木曽川の南木曽区間。

 中央高速 伊那IC付近のコンビニに9時集合。
 余裕を持って 自宅を4時に出発。2時間で中央高速に乗る。 早朝なのでスムースだ。
 このままだと2時間以上早く着いてしまうので、諏訪南ICで降り高遠経由の一般道に切り換え。
 伊那市街で給油しながらも集合場所に1時間余前に到着。

 メンバーはカヤックの5人と私。
 Kanedaさんが近くにお住まい
で案内して下さるそうだ。
 アニーさん、マッキーさん、シゲさんとヨシさん。

 集合後、権兵衛峠を越える走りやすい道路とトンネルで中山道へ抜け南木曽まで南下。

 2日間のコースと結果は、 ( DR時間は、準備・撤収時間は含まず )
 11.9  (土) 
柿其橋 〜 天白公園   5.1km 標高差 52m 傾斜 1.02m/100m 11:30〜15:15 3h 45min
 11.10 (日) 読書ダム下 〜 柿其橋  2.2km 標高差 23m 傾斜 1.05m/100m 10:30〜13:00 2h 30min

 比較的 短距離だが、岩が多く見通せない区間が多く、スカウティングを慎重に、ポーテージもあり時間が掛かった。

 [ 1日目 ] 柿其橋 〜 天白公園


 柿其橋(かきぞれはし)からスタート地点を見下ろす。
 一見水量も少なそうで穏やかに見えるが、漕ぎ出すと全く異なるのを思い知る。
 

 
柿其とは、この付近の地名だ
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柿其橋の袂に神社があり準備を進める

 準備が整い河原に降りる

 

 スタート地点の落ち込み。 意外と水量があり、初っぱなでのサーフィンは恐ろしくてできなかった。
 

 大きな岩なので降りるのも一苦労

 11:30 スタート。
柿其橋をくぐる
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 少しの間緩やかな流れ、その先に岩が見える

 スタートして15分後、早くもスカウティング。遠目には小さな岩も 意外と大きく、蛇行するようにエディを取りながら下る


 上のスカウティング位置の下流50m。 最後にバランスを崩したがスカーリングで立て直し、流石だ!


 この区間の動画 柿其橋 〜 高瀬橋

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 正面に大きな白い岩が見える。その先が見えない。
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 ジックリ時間を掛けて流れを読むのに驚いた
 

 12:15 大きな白い岩に登りスカウティング

 大きな白い岩の後ろの様子。速い流れの最後に隠れ岩が数個あり、流れが当たっており嫌らしい
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  更に下流側からも慎重に通過コースを読むが、中央右の2つの岩の間からでは流れが中央の岩に強く当たっているので危険なので、左岸ベタの チキンルートを通過することにした。


 マッキーさん 素晴らしいコース取りだ
 

 ひとつ山を越えてホット一息
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 中央本線の列車が通過

 比較的岩が少なく傾斜のある瀬を楽しく下った。
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 大きめのエディに入れるとホットする


 次々 傾斜の瀬を下る。 このくらいだと少し緊張も解け楽しい


 ポイントはパドルサインかホイッスルで一人ずつ順番に下る


 14:00 高瀬橋が見えてきた。 ここまで4km。慎重に下っているので3時間半だ。
 昼食の時間も無しで、メンバーはスカウティングの合間に食べている。
 私は緊張で食べる気になれなかった。


 傾斜を下る私
 


 高瀬橋下をスカウティング
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 岩がゴロゴロしており気になる

 高瀬橋下の4枚
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 更に下流まで歩きスカウティング


 Kさんの下る様子、5枚合成。 右の細い流れを進み、一旦右に寄り、次の流れを確認してから次の落ち込みを下る。
 これらの状態を見せて貰い、コースをイメージして下る。
 

 この区間の動画 高瀬橋 〜 天白公園

 

 やや難コースを下り終えホットする
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 ゴール手前の難関。最初の落ち込みは私には難易度が高く危険性が高いので高い岩を乗り越えポーテージ。
 

 天白公園の吊り橋
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 ラストの瀬

 15:15 ゴール。 岩と堤防を登る
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 公園まで登った眺め。
 こう見るとさほどでないようだが...
 
 [  2日目 ] 読書ダム 〜 柿其橋
 

 公園でキャンプ
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 東屋で食事や着替え

 2日目は朝から雨が降り出した。
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 スタート地点へ山道を下る

 スタート地点の河原

 上流側に読書ダム。
 読書とはこの辺りの地名、珍しい名前だ。
 

 10:30 スタート
 直後にやや大きめの落ち込み。加速して突入した。

 2つの岩に挟まれた間をすり抜ける。
 パドルの長さの幅がないので手前で方向をコントロール。
 

 雨の中、霧も掛かる。今日は5人だ。
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 直ぐ先の吊り橋。 そこで今日は漕がないKanedaさんが見守ってくれていた。 その先に難所があるとのこと。
 

 吊り橋通過
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 落ち込みを通過しながら


 Kanedaさんが先に回り、難所を教えてくれている、親切だ
 

 難所のスカウティング。大きな落ち込み後の先にいくつもの岩が待ち構え 流れが当たっている。
 私は迷わずポーテージ。
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 この付近の岩は滑りやすい。担いで歩くのが恐ろしく艇を前に押しやってから前に回り引っ張ることを繰り返した。
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 ポーテージが終わり再乗艇すると大きなアンダーカット。
 水が多くここに入ったらと想像するだけで恐ろしい

 次に待ち構える落ち込み。 一瞬挑戦しようかと思ったが、落ちた先に岩があり渦巻いているのでポーテージ。
 ヨシさん一人が果敢にトライし見事成功。 岩の上から撮影した動画の 4コマをキャプチャ。
 

 落ち込みに突入。 加速し飛ぶッ!
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 着水成功

 皆で拍手喝采!!! さすがヨシさん!凄い!
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 上の落ち込みを下から。向かって右が通過点
 この区間の動画 読書ダム 〜 柿其橋橋

 


 ゴール手前の落ち込みをスカウティング。 中央突破で大丈夫かと思いトライしたが隠れ岩を読み切れずついに沈。 
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 以降 沈の瞬間を動画からキャプチャ
 

 [ 動画からキャプチャ ]  この瞬間以降の経過時間を。
 左岸側から見たら中央突破後左に寄れば良いと見たが
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 [ 動画からキャプチャ ]  1.7秒後
 落ち込みに懸かる直前。漕ぎを早めスピードを上げる

 [ 動画からキャプチャ ]  2.3秒後
 まだ中央真っ直ぐで良いと思っている
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 [ 動画からキャプチャ ]  3.2秒後
 そのまま進入

 [ 動画からキャプチャ ]  3.8秒後
  傾斜に入った。後から見直すと、このタイミングで左に見えている岩が、盛り上がっていたようだ。 先端の先にある岩の左を抜けるつもりだがやや右寄りだ。スイープ!
.

 
 [ 動画からキャプチャ ]  4.3秒後
 左に向くどころか右に押されており焦る。
 このままだと先の岩に正面衝突だ!

 [ 動画からキャプチャ ]  4.5秒後
 更にスイープを入れるが...
.

 
 [ 動画からキャプチャ ]  5.1秒後
 次第に右に傾きパドルを入れているが効かない!

 [ 動画からキャプチャ ]  5.3秒後
 とうとう復元できない。左手をパドルから離し落ちる体勢に
.

 
 [ 動画からキャプチャ ]  5.5秒後
 傾き初めて1秒ほどで逆さまに

 [ 動画からキャプチャ ]  6.1秒後
 落ち込みの流れの隙間から最後に見えたバウ
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 [ 動画からキャプチャ ]  6.3秒後
 ついに沈

 [ 動画からキャプチャ ]  8.4秒後
 流され2つの岩を通過
.

 
 [ 動画からキャプチャ ]  11.2秒後
 揉まれながら流れている状態

 [ 動画からキャプチャ ]  15.3秒後
 大きめの落ち込み。しっかりセーフティ・フローティング・ポジション。
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 [ 動画からキャプチャ ]  23.4秒後
 やっと落ち着き船にも追いついた

 [ 動画からキャプチャ ]  35.1秒後
 足の着ける岩があったのでヨシさんのサポートをいただき再乗艇
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 この沈の反省としては

 ・ スカウティング不足
  流れを間近に見られる位置まで行って見なければ

 ・ 落ち込みの途中にある隠れ岩が 水を被っていて岩だと認識できない経験不足。

 ・ 傾斜を始めてからローブレイス等の反応ができなかった
 
 
 

 沈した落ち込みを下流から眺める。
 こう見ても何故傾斜したかが理解できない。
 先端にあった岩もずいぶん大きい。
 ゴール手前50mでの沈も残念だが、後から動画や写真を見ても納得できないのが悔しい。
 

 13:00 ゴール
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 撤収後、皆で入浴、遅い昼食後 16:30に皆さんとお別れ し帰路に。

 それまであまり感じていないと思っていた緊張感から解放され放心状態だったので 途中20分ほど仮眠して帰宅した。
 ・ メンバーの皆さんには大変お世話になり、私一人ダッキーで気が引けたが親切にしていただきありがとうございました。 ヨシさんはじめ皆さんが、大きめの落ち込みは私の様子を見守ってくださっているのが 解り、安心して下れた。

 ・ 今までには経験したことがない川相だった。
  大きな岩の間を縫うように見通しが効くところまでエディを取りながら進み、
  先が見えないとスカウティングをしながら進むという経験を出来た。 今まで言葉では聞いていたが、実感。
  一人ずつエディが空くのを待ちながら進むDRだった。
 
 ・ 道路や堤防の上から見た感じと、実際水に入ってからのスケール感が極めて異なることも強く感じた。

 ・ お別れするとき、皆さんから 「 また一緒に... 」 と言って下さったのは嬉しかった。
  重ねてお世話になりました。 ありがとうございました。
 


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