歴舟川   カヌーツーリング No.101
 坂下取水堰〜河口 2012.6.26 (火)

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 2度目の歴舟川。
 水と自然の岸が美しかったこと、上流から河口まで一気に下れることなど印象的で、また下ってみたいと思っていた。
 北海道の旅終盤、釧路川から帰路の苫小牧からのフェリーに乗る前にダウンリバー出来た。
 今回の旅中盤は曇りと雨の連続。 前の3つの川も曇りから雨の中でだった。

 やっと晴天に恵まれ、気持ちの良い日和となった。

 * 傾斜 100mあたり平均 単位[m]:精度は概略
場所 距離 標高 傾斜 記事
 Start 坂下取水堰  0  176    
 ゴルジュ帯終了  3.1  148  0.9  
 相川付近の橋  7.3  124  0.57  
 橋脚跡  9.7  108  0.38  
 尾田橋  10.1  108  
 神居大橋  10.5  105   カムイコタンキャンプ場下流
 大樹橋  20.7  67  0.37  
 ふるさと大橋  21.7  61  0.6  
 歴舟橋  28.8  27  0.48  
 河口  34.2  0  0.5  
 区間全体  34.2  −  0.51  

 歴舟川は日高山脈を源に太平洋に注ぐ。
 流域では市街地は大樹町だけ。延長64.7km。
 かつては砂金掘りが行われた。

 

 歴舟川本町 62.00m

 

 タクシー回送。 前日営業所に寄り、朝の送迎を依頼した。 一昨年もお願いした大樹橋たもとの雅交通。
 8時に依頼、10分前に河口に来ていただき荷物を積み込みスタート地点へ。親切な運転手さんだった。
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 8:30 スタート地点の坂下取水堰に到着。
 荷物を下ろしタクシーは戻っていった。
 料金 8,010円

 準備を進める。取水堰が右上に見える
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 本流まで引いていく

 9:20 準備完了し記念撮影しスタート
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 しばらく下り坂下取水堰を振り返る

 北海道での初めての晴天下のダウンリバー
 水も綺麗で気持ちがよい!
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 水の透明度が高いので、底の岩がくっきり見え、浅いのかと思うが引っ掛かることなくスイスイ進む

 9:32 そろそろゴルジュ地帯か

 また開けた場所に出る
 

 9:45 流れが広がり浅くなってきた
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 浅いのでライニングダウン

 気持ちの良い瀬
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 いよいよ谷間に入っていく

 9:50 S字状の落ち込み。ゴルジュ地帯最後の瀬か

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 川の上空にワイヤーが張られていた。
 なにやら作業している人

 気持ちの良い瀬が時々現れる
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 たまに倒木、木の根が

 枝が被さっているが通行できた

 楽しい瀬、気持ちの良い瀬を次々下る
 

 歴舟川の雰囲気の高い土の岸
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 小休止

 10:46 浅いところでライニングダウン
 この後、パドルを1本川に落とし、速い流れに引き込まれ見失った。パドルは浮くものかと思っていたが、直ぐに沈んだようだ。 下流まで30分ほど探したが諦めた。
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 パドルを失い、1本で下る。
 より慎重に安全コースを見極めながら。

 カムイコタン上流 相川地区付近の橋が見えてきた。
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 11:46 カムイコタン上流 相川地区付近のの橋通過

 底の岩が明るい岩なので模様のようで面白い川底

 もうすぐ前回スタートしたカムイコタン・キャンプ場だ
 

 堰なのか? 地図や情報にはなかったが
 ポーテージできる体勢で岸沿いに進む
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 12:10 古い橋脚のようだ。問題なさそうなので通過

 尾田橋
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 12:15 尾田橋通過

 神居大橋が見えてきた

 歴舟川は昔ゴールドラッシュに湧き、今でも砂金が採れるそうだ。 砂金取りの人が居た!
 やっていきたかったが、先が長いのと、ロス時間・パドル1本でスピードが遅いのでそのまま通過
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 カムイコタン・キャンプ場。 前回のスタート地点
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 12:20 神居大橋通過

 川幅が広くなり水量も増えてきた

 土の壁
 

 12:40 土の壁の前で休憩 壮大な風景だ
 

 12:55 再びスタート 壁の近くを進む

 時折瀬が
 

 気持ちよい流れ。漕がずとも進む

 キタキツネが顔を出したが近づくと逃げた
 

 少し大きめの瀬

 
 

 14:15 大樹橋
 

 前回は橋の下が大きな瀬になっていて慎重に進んだが、今回は消滅していた
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 14:30 ふるさと大橋通過
 

 ふるさと大橋の下流、左岸に流れが寄る。
 前回と流れがずいぶん変わった
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 気持ちよく進む
 

 時々瀬で波が弾ける

 14:50 小休止
 

 空が広い!

 最後の橋 歴舟橋が見えてきた
 

 15:45 歴舟橋通過 あと5kmほど。
 

 この付近は前回は大きな木の根株がゴロゴロしていたが、少ない。大水で流されてしまったか
 

 川の先に水平線が見えてきた。海だ!
 このような景色を見られる川を漕ぐのは珍しい

 潮の香りがする。トビも悠々と潮風に乗って
 

 岸が砂利になってきた

 ゴールは左岸側。 分流しているので左岸側を進む
 

 ゴールの車が見えてきた

 河原に置いた車
 

 車の所で上陸。妻はここで終了とのこと。
 私はもう少し海に近付き、戻ってくることにした。
 この付近は広く、瀞場になっているので遡るのも簡単だ
 

 瀞場を進み河口から海が見える。
 最後の流れは速く強いので戻れるか様子を見ながら進む。 今回は右岸側を引いて昇れそうなので更に進む
 

 海の直前

 波打ち際手前で上陸
 

 波打ち際が目の前。迫力の波が打ち寄せる
 歴舟川河口 太平洋の荒波が打ち寄せる 動画

 

 左、歴舟川上流から河口。 右岸側はなだらかな砂利の浜なので引っ張り上げるのも容易
 

 河口の観賞を終え、ロープで引き上げてきた

 広い瀞場は漕いで遡る。バックの波が激しく。
 

 17:00 満足して戻ってきた

 撤収
 

 今日の宿は、昨晩から泊まっている道の駅忠類のキャンプ場。高台にあり芝生で無料。道の駅間近、隣のホテルの温泉も日帰り入浴できるので便利。横はパークゴルフ場(無料)なので、楽しむ人には最高のスペース
 

 今日の風呂は晩成温泉。珍しい薄オレンジ色のヨード泉
 体が温まり気持ちよかった
 

 晩成温泉から忠類の間にあるナウマン象発掘跡地

 ナウマン象発掘跡地
 

 今日のご馳走は、ホエー豚の焼き肉( 豚丼のたれ・ショウガ焼きの2種)、タコの刺身、湯豆腐、アスパラ炒め
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 ホエー豚とは、大樹町の源ファームオリジナル、チーズを作る際に出るホエーを食べさせて飼育した豚。
 味が濃く歯ごたえがあるが柔らかく癖のない美味しい肉だった
 
 ・ ゴルジュ区間がどんな様子か楽しみにしていたが、正直なところ 両岸に迫る切り立った岩ではなく拍子抜け。
 ・ 途中パドルを流出するアクシデントがあったが、パドル1本で安全コースを選びながら完漕できた。
 ・ 2年前には下流には大量の流木があったが、今回は少なかった。昨年の大水で流出したか。
 ・ 河口では波打ち際まで行くことが出来大満足。
 ・ 今までに1日で下った距離、最長記録で 34.2km。常に流れており、河口以外は瀞場がないので楽だった。
. ・  今回の北海道の川渡は天気に恵まれなかったが、最終の歴舟川は快晴。気持ち良く景色を堪能できた。
 

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