狩野川上流 カヌーツーリング   No.90
鈴ヶ渕橋 〜 柿木川合流 2012.4.25 (水)

   pb_home  

 

  3週連続で狩野川上流を下る。 今日はOさんとご一緒させていただく。

 一昨日の夜に雨が降り、最高水位 嵯峨沢橋観測所で1.91mを記録したが、1日半経過し 1.37mまで戻った。
 最初に下った時とほぼ同じだ。
 先週2度沈したのでリベンジである。

 ゴール地点に8時半集合。 途中道路からのスカウティングしながらスタート地点の鈴ヶ渕橋へ。
 コースは前回と同じ雲金橋下流、柿木川合流までの6.4km。

 今日も釣りの方が3人おられ、挨拶をしながら対岸寄りに避けて通過。
 この区間は、釣りの方が多く 今後長く楽しむためにも、
 下られる方は くれぐれもトラブルにならないよう細心の配慮をお願いします。
.
 
場所 距離 標高 傾斜 記事 地図番号下流の瀬
 鈴ヶ渕橋  0  166   AB
 湯ヶ島クリーンセンター  0.7  158  1.1   小川橋横 BC
 伊豆市天城湯ヶ島支所  1.1  152  1.2    
 嵯峨沢橋  1.2  150  1.0  
 ホテル嵯峨沢館  1.4  146  2.0   EF
 吉名入口信号東  2.1  137  1.3   GHI
 月ヶ瀬小東  2.8  130  0.7   JK
 田沢橋  3.1  124  2.0 慶應義塾リハビリテーションセンター下流 LM
 田沢川合流  3.5  118  1.5   NOP
 矢熊橋  4.4  107  1.7   船原川合流手前 Q
 船原川合流  4.7  100  2.33   R
 湯の国会館  5.3  98  0.33  
 雲金橋  5.9  93  0.83   S
 嵩田川合流  6.1  89  2.0  
 柿木川合流  6.4  86  1.0   ゴール
区間全体  6.4 1.25




 ゴール地点で乗り合わせスタート地点へ


 9:30 スタート地点の鈴ヶ渕橋到着
  今日はもう一台車が止まっていた。
 スロープで準備を進める


 荷物をくくりつけ、装備を着たら準備完了だ。
 Oさん撮影。
 以降Oさん撮影写真も多く使わせていただきました
 
 
 上地図で丸数字の番号は、本文中の写真に付記した番号に対応する。(欠番等有)

 嵯峨沢橋 1.37m
 

 @  鈴ヶ渕橋と上流方向。 瀬のすぐ下がスタート地点
.

 @ スロープを下りスタート地点へ
.

 スロープの下、河原へは梯子で降りる

 スタート地点でウォーミングアップ
.

 Oさんは何故か突然川に飛び込んだので驚いた。
 暖かくなったので水の感触を確かめたかったのかしら?
 スタート前に川や安全についてのお話も伺った

 10:07 ウォーミングアップを終え、スタート
 

 A スタートすぐの瀬

 B  10:12 この先に先週はポーテージした岩絡みの落ち込み。 上陸してスカウティング
 地図番号Bの瀬を下るOさん 動画

  スカウティング時、最後の落ち込み直後、右の岩をSの字に曲がるのが難しい...とみていた所がやはり難しそう。
 しかし、大きく傾いても先週教わったスカーリングで立て直した! 実地で良いお手本を見せていただいた。
 ( まだ、私は練習段階に入っていないが )
 
 地図番号Bの瀬を下るOさん 動画

 Oさんが先に見せて下さったので、少し安全側にルート取りをし、マアマアだったでしょうか?
 
 地図番号Bの瀬を下る私 動画

 
 

 B  下り終え落ち込みを眺める。美しい光景だ
.

 B 落ち込みラストのアップ
  左奥から中央を抜け、右下に斜めに下った
 フェリーグライドの練習をしながら間近で撮影
.

 B スピンやサーフィンを愉しむOさん
 

 B  10:35 しばし遊んでから下流に向かう
.

 一人目の釣りの方、離れて通過

 岩が多くコースを選ぶ練習に良い
.

 B 長野川合流。
 何故かここで振り返るのが気に入っている

 10:43 嵯峨沢橋
 

.

 D 嵯峨沢館手前でエディに入る
 この先、苦手な浅い岩が階段状のコーナー
.

 D  11:00 今日も引っ掛かってしまった。
 ここを抜けるのに90秒、体を前後に揺すった回数 60回。
 良く計ったなって??、実は動画を撮ってあったので。
.

 E
 朝の回送中 道路から 下るルートを頭に叩き込みながら。


 E 上流側の落ち込みの下でフェリーグライドの練習
 よく考えたら、この下直ぐにもう一段落ち込みがあったのに、挑戦的に練習!


 下流側落ち込みを下る動画キャプチャ画像を7コマ合成


 F Eの瀬を過ぎるとまた傾斜 の大きい瀬
.

 G 工事区間を通り過ぎ振り返る。この工事の泥水が流出し、この後しばらく水が褐色に濁り残念
 

 H 岩を抜けながら楽しく下った

 L 11:14 田沢橋通過
.

 L  11:17 オリーブの瀬をスカウティング。 今日は工事の土が混ざり水が濁っている


 L  オリーブの瀬下流の伊豆市防災カメラ画像。 左中央から右に伸びる泡立った線状の流れが瀬の下流
 一昨日の最高水位時と、右:20時間後、昨日の写真。
 実際のライブカメラ映像はリアルタイム動画なので状況がより鮮明に解る。
.

 地図番号L オリーブの瀬を下る 動画

 今日は辛うじて沈は免れたが、2段目の落ち込みでサイストラップの右が外れ、危うかった
 

 M 11:26 オリーブの瀬から下流

 N 迫力ある落ち込み
.

  午後から小雨との予報だったが霧雨が降ってきた

 水は相変わらず濁っている
.

 P  先週ポーテージした落ち込み。今日は水が濁っているのでより不気味だ。慎重にコースを読む
.
 地図番号Pの瀬を下るOさん 動画

 先ずOさんが下り、改めてコース取りのアドバイスをいただいた
 
 地図番号Pの瀬を下る私 動画

 アドバイスのお陰でマアマアのコースで無事に通過
 

  Oさん撮影の動画をキャプチャしパノラマに結合しました。横長なのでスクロールバーで動かしてご覧下さい
.

 P 瀬の直下でサーフィン

 11:53 矢熊橋に向かう
.

 矢熊橋右岸下流はプレイスポット
 矢熊橋下流のホールでサーフィンに挑戦 動画

 今までこれほどの強い流れは恐ろしくて避けていたが、挑戦してみた。でも、難しい。
.
 Q 矢熊橋下流の長い瀬を下る 動画

 最初は傾斜の楽しい瀬、ラストに岩絡みの落ち込み有り
 

 Q 12:05 矢熊橋下流の瀬を下り終える
 
 Q サーフィン 動画

 Oさんがダッキーで大きなウエーブでのサーフィン
 バウが沈んで傾斜してもバランスをとっている、流石だ
 
 Q ロープレスキュー訓練 動画

 今まで投げるだけの練習はしたことはあるが...
 Oさんが実際に流れて指導して下さった
 実際に近い状況での練習も必要なのを実感。
 後で思えば笑いながらは真剣さが足りなかったか、反省

 この後、画像はないが私も川に流れレスキューを受ける練習をさせていただいた。 流れの速い川に飛び込むのに神経がいき、仰向けでロープを掴んでいるのを忘れ、途中で慌てて反転した。これも練習が必要だ。
 

 12:46 練習・訓練を終え下る。 船原川合流
.
 

 R
  この先を左に曲がると湯の国会館前
.

 R 高い擁壁の上を道路が走っている
.

 大きな岩の横を通過
.
 湯の国会館手前の瀬を下る 動画

 上写真の擁壁を左に曲がった先、先週沈した瀬
 流れが岸に真っ直ぐに当たっており、テトラポットが積まれており、大変危険な個所だ。注意して下った
 心配なら右に浅いが分流がある。
 
 

 S 雲金橋の伊豆市防災カメラ画像 昨日 と一昨日
.

 S  13:00 雲金橋通過

 狩野ドーム前の瀬。 最初の落ち込みは岩が多く傾斜もある。 この後トラブル発生し、状況記録画像掲載
.

  狩野ドーム前の瀬。左の傾斜部分は順調に下り、人工の堰堤に注意しながら進んだ。
 ホールに捕まらないよう強く漕ぎ抜け、ホットした途端、次の落ち込みで艇が斜めの状態で停止し動けなくなった。
.

 13:05 人工の堰堤落ち込みが迫る。強いホールがあるのでスピードを上げる
 
 

 先週の画像 多少バックウォッシュが小さい堰堤左端を狙って通過。 左端より左は右にスクリュー状に回転する流れがあるので沈の可能性があるとのこと。   
黄色矢印部分 :  引っ掛かった場所


 引っ掛かった場所とそれまでの航跡。記憶で再現。 右: 引っ掛かった状態を推測した図
 この前後は平らなブロックが川底に敷き詰められているそうだ。

 その時、艇の後部がロックされており、体を揺すっても全く動かなかった。
 艇の後部が何かに引っ掛かったのではないかと感じていた。
 しかし、揺すっても艇の前後ともしっかり固定され全く動かない状態。

 傾斜は30度余と思われ、艇の底は 前半は空中に立て掛けられた状態で水には漬いていなかった。
 水が左右のサイドチューブを乗り越え、足先に滝のように流れ落ち、バウは数十cm水中。足先は水面上だった。

 落ち込みの先の岩の下にバウが入ったのではないかと帰宅後考えた。
 フット・エントラップメントの船版、または軽いピニング状態だったか。


 しばらく脱出を試みたが、全く動かず、下手に横倒しになると危険だと感じた。

 先を行くOさんが数十mほど先で振り返り気が付いてくれた。
 合図をし、反動を付けて左側の流れの緩やかな方向に飛び込んだ。
 今まで30回余、沈をしているが、自分で水中に飛び込んだのは初めての経験。

 幸い艇も軽くなったためか脱して流れ始めた。
 フローティングポジションで流れていくと、直ぐにOさんが止まってくれている小さなエディ横を通過し、
 いくつかの岩が迫るので手でかき 方向転換し、岩を足で蹴ってようやく瀞場に到達。

 全体に浅かったが、ほぼ平らな場所だったので、小さな落ち込み1カ所に より気を付け流れ
 幸い全く打撲も無しで通過できた。

 その間Oさんが併漕して下さり、安心し対処できた。

 ついでに... 今まで出来なかった再乗艇をせよとの教官の指示(笑)
 先週お手本を見せていただいていたので、それを思い出しながらトライ。
 ナント!初再乗艇に成功。感触を掴め 大きな収穫だった。

 厳しく指導して下さったO教官、ありがとうございました(笑)


 後日、引っ掛かった場所を道路から確認した。 上の記憶のポイントの可能性も残るが、
上写真円内の2つの岩の間に挟まった可能性も高く、しばらく経ったので記憶が定かではない。
.


 13:15 トラブル箇所から数百mでゴール
 
 
 
 水量が先週より多かったので、岩に引っ掛かる回数は少なくて済んだ。

 Oさんには、多くの知識・技術を教えていただき、ロープレスキューでは実際に川に飛び込んで練習させていただいた。
 そのご親切、丁寧さに感動・感服・感謝しています。ありがとうございました。

 ラストのトラブル対処法は、あれで良かったのだろうかと思い返しながら、帰路についた。
 泳いでいる間、浅い部分が多く、岩がいくつか迫って来たが、比較的流速はゆっくりだったので、
 落ち着いて回避しながら対処できた。 今まで、もっと早い流速で流された経験のお陰だろう。
 ロープレスキューの練習も、経験の大切さをしみじみと感じた1日だった。

 バンディットに初めて再乗艇することができた、先週手本を見せていただいたお陰だ。

 なんと、これで3週間連続で狩野川上流を漕ぐことが出来た。
 重ねて、ご親切に指導いただいたOさん、ありがとうございました。 
 

  pb_home