狩野川上流 カヌーツーリング   No.89
鈴ヶ渕橋 〜 柿木川合流 2012.4.19 (木)

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  先週に続き狩野川上流を下る。
 メンバーはヨシさんと、先週昼食時にお会いしたレストランのオーナー Oさんと3人。

 その後雨が降らず、水位は少な目で、場合によってはポーテージを覚悟とのことで出掛けた。

 朝は曇りだったが、下り始めると晴れ間が増えてきて気持ちよい天候となった。

 ゴール地点に8時半集合。 途中道からのスカウティングしながらスタート地点の鈴ヶ渕橋へ。
 コースは前回と同じ雲金橋下流、柿木川合流までの6.4km。

 今日は釣りの方が数人おられ、挨拶をしながら通過し、皆さん気持ちよく挨拶を返して下さった。
 この区間は、釣りの方が多く 今後長く楽しむためにも、くれぐれもトラブルにならないよう細心の配慮をお願いします。
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 9:05 スタート地点の鈴ヶ渕橋到着
 
 
 準備が整い記念撮影。 左:Oさん、右:ヨシさん
 
場所 距離 標高 傾斜 記事 地図番号下流の瀬
 鈴ヶ渕橋  0  166   AB
 湯ヶ島クリーンセンター  0.7  158  1.1   小川橋横 BC
 伊豆市天城湯ヶ島支所  1.1  152  1.2    
 嵯峨沢橋  1.2  150  1.0  
 ホテル嵯峨沢館  1.4  146  2.0   EF
 吉名入口信号東  2.1  137  1.3   GHI
 月ヶ瀬小東  2.8  130  0.7   JK
 田沢橋  3.1  124  2.0 慶應義塾リハビリテーションセンター下流 LM
 田沢川合流  3.5  118  1.5   NOP
 矢熊橋  4.4  107  1.7   船原川合流手前 Q
 船原川合流  4.7  100  2.33   R
 湯の国会館  5.3  98  0.33  
 雲金橋  5.9  93  0.83   S
 嵩田川合流  6.1  89  2.0  
 柿木川合流  6.4  86  1.0   ゴール
区間全体  6.4 1.25




 スタート地点の鈴ヶ渕橋到着。立派な吊り橋だ


 橋から河原へのスロープ ヨシさん撮影。
 以降ヨシさん撮影写真も多く使わせていただきました


 スロープの下には鉄製の梯子、高さ4mほどを降りる
 
 上地図で丸数字の番号は、本文中の写真に付記した番号に対応する。(欠番等有)

 嵯峨沢橋 1.19m
 

 @ スタート地点で。Oさんがバンディットの試乗

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 スタート地点のすぐ上の落ち込み。今日は先週より水が少なく、傍まで遡れた

 @ 9:35 ウォーミングアップを終え、スタート
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 A スタートすぐの瀬
 今日は水が少ないので岩が目立つ。気を付けよう

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 A 鈴ヶ渕橋下流の瀬 やや岩が気になるが快調

 B  長野川 合流手前の瀬でスカウティング
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 B  長野川合流手前の瀬
 ルート最後の落ち込みの先に岩が露出している。
 今日は危険なのでポーテージすることになった
 

 先週の同ポイント。 落ち込みの先は水が流れ岩が隠れていたので通過できた。
 嵯峨沢橋水位: 1.34m、今回左写真は 1.19m

 B 瀬の下から。中央左の岩から流れ落ちる水が減り、手前の平らな岩が露出している 。
 先週は解らなかったが迂闊に突入し、落ちたらピニングやフットトラップなども起こりそうだ

 先週の同ポイント。 ヨシさん撮影
 落ち込みの先:写真手前の岩は隠れていて通過できた
 左右の写真を比較すると、水量により岩の露出状態が異なることが明瞭。 スカウティングの注意点にも視点の要点として記憶しておこう
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 B  コースを誤り引っ掛かり 降りて引く
 Oさんが心配そうに待って下さっている

 B やっと脱出
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 B
  ポーテージを終え瀬の下から落ち込みを眺める
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 C  長野川合流下流。右に湯ヶ島クリーンセンターが近づく
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 C 空中に送水用のホースだろうか 吊されている

 C  湯ヶ島クリーンセンター、伊豆市湯ヶ島支所前の瀬 複数画像を合成
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 10:05 嵯峨沢橋通過

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 10:15 Dの長い嵯峨沢館横を気持ちよく下り右カーブ、ホット一息

 進路は北東に向かい、突き当たりに大きな2段の落込

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 E
 の瀬下流側の落ち込みを下る。ヨシさん撮影の連写を合成
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 E 朝の回送中、2段の落ち込み上流側
 中央の岩左岸側:写真右を何とか下れそうだ

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 E 2段の落ち込み下流側

 E 10:20 下流側の落ち込みを降り振り返る
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 F 岩を避けながら
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 Hの下流 10:37吉名川合流。右岸側の護岸工事箇所

 工事区間終了

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 I 隠れ岩が多く慎重にルートを選びながら下った

 10:45 慶應義塾リハビリセンター横。
 桜並木もこの一週間ですっかり散ってしまった

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 K 右岸に寄った流れ、岩が多そうだが意外とスンナリ下れた

 10:50 田沢橋通過

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 L 通称オリーブの瀬をスカウティング。1段目の落ち込み

 2段目の落ち込みの先右側の岩。
 この後下り、この岩に乗り上げて沈
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 オリーブの瀬 先週水量が多い状態での画像。 
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 L オリーブの瀬 下流から。
 中央最後の岩に乗り上げ沈

 沈をした後岸に泳ぎ着き呆然と。
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 通称オリーブの瀬を下る動画を撮影したが、最後の岩に乗り上げて沈。
 その前にズームして撮影したまま戻し忘れたため、画像が暴れて動画では見難いため、ポイントをキャプチャ。
 自分の反省と対策のため経過を記録。
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 (1) 瀬の上部で岩に掛かり後ろ向きに。
 流れは横を激しく流れ、直ぐ下に1段目の落ち込み

 (2) 一瞬上流側に傾き水が流入、なんとか持ちこたえ脱出。いそいでバウを下流に向け立て直し。
 しかし、ここで右のサイストラップが外れたが直せない。
 ここから以降の時間をカウント。
 

 (3) 4.2秒後、岩から抜け、正面に向き直し1段目の落ち込み
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 (4) 5.2秒後、2段目の落ち込みに突入

 (5) 9秒後、2段目の底、大きい落ち込み
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 (6) 10秒後、2段目から浮き上がると右に振られたがパドルを入れる事出来ず

  (7) 10.1秒後、更に右に振られ
 右の岩に近付き過ぎだが修正できず
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 (8) 10.2秒後、バウが持ち上がり
 直後に右が持ち上がり

 (9) 12秒後、岩に乗り上げ左に回転し
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 (10) 12.2秒後、水中に この画像は泡

 (11) 15.2秒後、浮上。
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 この沈の反省

 ・ 最初の落ち込み手前で岩に掛かり、上流を向いてしまった
 ・ 脱出時傾き、水が流入、揺られて右のサイストラップが外れ、付け直す余裕もなく降下
 ・ 1段目への方向修正は上手くいったものの、2段目で右に振られた。
 右の岩に気付いたものの修正も出来ず岩に乗り上げ傾斜

 2段目落ち込み手前から、右の岩を意識し右を漕ぐ体勢で入るべきだった。
 スカウティングで、岩は気になっていたが、そのための対処が不十分だった。
 サイストラップが外れ、リーンを掛けられなかったこと、2段目で右に振られたことも関係あるかも。

 N  沈の後、再乗艇を試みたが、やはり無理だった
 しばし、気を落ち着けた後再スタート

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 N  平らな岩、水が少ない。お二人は下り終え見守ってくれている
 

 N 軽快に下るヨシさん
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 いつも私を気遣って下さっているOさん

 O  11:35 しばしプレイ。 流石 伊豆の川、ミカンが浮いていた
 Oさんから、パドリングの注意点について教えていただいた。
 つい、いい加減なパドリングをしてしまう癖があるので注意しよう。

 パドルの長さについてもアドバイスいただき、お借りして感触を試した。
 現在使っているのはタンデム艇と兼用で 230cmで長すぎる。
 これは、以前にもClass5インストラクターさんからも指摘を受けて検討していたところだ。
 200cm位が適切ではないかとのこと。
 次回手持ちの、妻用 210cmで試してみてから購入を検討しよう。

 バランスを崩したときのカバーテクニックの一つ、スカーリング、
片側に岩などがあり漕げないときのJストロークについても教授いただく。
 これらは、カヤックやカナディアンの場合に使うものかと思っていたが、
これらのパドリング技術を身につけておくことが、ダッキーでも必要であることを初めて認識した。

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 P  11:42 矢熊橋上流、右コーナーの瀬 スカウティング結果、現れた岩が危険なのでポーテージすることに


 P  11:47 ポーテージ完了し下から眺める。
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 P 上パノラマのコース部拡大
 流れの先に岩が隠れていて危険。

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 Oさんはコースの傍まで出来る限り近付きスカウティングする。
 今まで自分は近くまで行くが、全体像として見る感じだったので、 その点も大変参考になった
 

  矢熊橋手前の瀬
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  11:55 矢熊橋通過

 矢熊橋下流側から。 右岸に岩が張り出しホールになっている

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 矢熊橋でサーフィン・再乗艇の模範演技 動画

 2人が早い流れでサーフィン。
 Banditでエスキモーロールのトライ、もう少しで上がりそう
 自分では乗れない再乗艇を試していただいたら、いとも簡単に1度で成功。 脱帽です!
 

 ホールでOさんがバンディットに乗りサーフィン
 私はこの激しい流れではバウを食われ不安定になり自信がない。1度試みたが、もう少し練習してからだ

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 ヨシさんもサーフィン、ターン

 Q 12:25 矢熊橋から再び下る。
 下流の気持ちの良い瀬

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 Q 岩が多いがルートを選べ楽しく下る


 Q の瀬を下るOさん ホワイトウォーターで浮力が減るためか、Oさん腰まで沈んでいます


. Q の瀬を下る私
 

 Q  12:25 激しい流れでサーフィンをするヨシさん
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 Q  大きな落ち込みまで入りサーフィンするOさん
 お二人とも流石のテクニック。見とれていた

 Q 正面に高い擁壁が見えてきた

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 Q 狭い岩の間を抜ける

 Oさんが、パドルをヘルメットに乗せバランス取る妙技を見せてくれた

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 R 浅い瀬を過ぎ、正面にテトラポット
 落ち込んだ先の岩に曲がりきれず衝突し沈
 流れはさほど強くなかったが、状況から回避優先の行動を取るべき事をOさんから強く指摘された。
 如何なる状況でも危険回避の意識を強く持つ必要性を再認識し、今後強く意識しよう!

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 湯の国会館前を過ぎる

 S  狩野ドーム前。岩が目立つので慎重にコース取り
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 S 白波の立つ瀬を下り間もなく雲金橋 12:50通過

 S  エディに入り上流側を眺める。遠くに雲金橋
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 エディに入り岩越しにヨシさんが撮影してくださった

 S 雲金橋下流の瀬  Oさんの連続3コマを合成。 エディでないのに反転して即サーフィン
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 間もなくゴール。対岸の柿木橋が見えてきた

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 13:00 ゴール
 2週続けてこの区間を下れて幸せ、ヨシさん、Oさん お世話になりました。

 いろいろ教えていただき大変勉強になりました。

 先週は水量が今回より多めだったため、比較的スムースに下れたが、
 今回は何度も引っ掛かり向きを変えられてしまった。

 2つの岩絡みの瀬をポーテージし、その判断・視点も参考になった。

 自分では今まで何回か試したがBanditに再乗艇することが出来なかったが
 お二人にお願いして試していただいたところ、簡単に乗られた。
 無理と諦め掛けていたが、可能なのを目の当たりにして、今後練習しよう!

 2回沈をしたが、解っていても対処が出来なかった力量不足を痛感。
 沈した後のセルフレスキューの心構え・対処もシビアにすべきことも痛感。

 今回の水位でも、注意し 無理はしないでポーテージすれば下れることも解った。 

 ヨシさん、Oさん、楽しいダウンリバーにご一緒させていただき、心より感謝しています。
 
 

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