大井川カヌーツーリング
No.
67
千頭 〜 塩郷 2011.10.12 (水)
大井川 千頭〜塩郷 距離表
場所
距離 km
備考
千頭駅
0
不動橋
0.7
支流の橋
千代橋
1.0
トリプルブリッジ
大井川鉄道橋梁
1.2
トリプルブリッジ
鋭角の右コーナー
1.8
岩がらみの瀬
2.2
位置は記憶等による
富沢付近合流
3.9
柳崎大橋
4.7
坂京河内合流
5.5
青崎橋
6.4
青部の吊橋
7.1
発電所
7.5
2つ目の吊橋
7.7
榛原川合流
8.9
万世橋
10.8
宗徳橋
12.0
水川?合流
14.6
中徳橋
16.4
下泉橋
19.0
塩郷キャンプ場
21.8
塩郷ダム堰堤
22.3
2年4ヶ月ぶりに大井川 千頭からの区間。
当時 直角に岩に当たる流れが多く、曲がりきれずに寄せられ沈したことも多かった。
久しぶりに漕いでみたく、春先から狙っていたが、気象や水量の関係でやっと出掛けることになった。
水量は長島ダム放水量で4トン前後、少な目だがライニングダウン覚悟。
今回は2日掛かりでロングコースを漕いでみようと思っていた。駿河徳山を通過する頃から、上陸するかどうかの判断をしながら、結局予定の最大距離、塩郷まで21.8kmを漕いだ。
朝6時前に家を出発。静岡から藁科側沿いの山道で千頭へ向かった。
途中、峠付近で道路工事で1時間半通行止め。
これでは堪らないので細い林道を教えて貰い迂回。
9時半に千頭駅着。
河原は車で降りやすく、駐車スペースの区画が出来ていた
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長島ダム放流 4.27t
千頭駅横から下流方向。今まで丸石を踏んで走ったが、綺麗に整備されており助かる
河原の流れの傍まで入り準備を進める
10:15 準備完了し記念撮影
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千頭駅の真横からスタートだ
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千頭駅すぐ下の瀬 動画
この区間を前回漕いだのは2009.6 2年ぶりだ
今年(2011)の台風12・15号では長島ダム放流量が
1000トン/秒を越える日が続いたためか、
ずいぶん瀬の様子が変わっている (今回4トン余)
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左動画の瀬を振り返る
・ 深く掘れ、傾斜が強くなった気がする
・ 30〜50cmの丸石がゴロゴロしており、水量は流れているように見えるが 底を擦ったり突っかかったり。
左の動画でも引っ掛かり、揺すったり回転して脱出を試みた
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10:26 上写真の瀬で慎重に丸石を避けていたが、引っかかる。
横向きに止まったので、写真を撮り、脱出を試みた瞬間 横倒しになり沈。 不覚だった!
この写真は、2009.6.2 のもの。
上の瀬より下流のもの。
これより上流にはザラ瀬しか記憶や写真がない。
水量は6.9トンで多かったが、全く掘れた感じは無い
実は今回、この部分が変化した瀬で沈してしまった(左)
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艇とパドルの両方を保持しきれず、パドルを手放す。
艇に再乗艇し、俯せになりクロールの要領で進み、パドルを回収し引っ掛かった瀬を振り返る
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不動橋すぐ近くだった。 10:32 気を取り直しスタート
カメラが水中に浸かったので曇っている
トリプルブリッジ
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トリプルブリッジ 新旧の千代橋の下が瀬になっていた
トリプルブリッジ 大井川鉄道の橋梁を通過
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トリプルブリッジの下流の小さな瀬を通過し振り返る
10:44 鋭角で曲がるコーナー
豪雨で大量の流木が流れたのだろう。
河原に天日干ししている人の姿が見えた。
燃料にするのだろう。
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10:53 左のコーナーから8分後、500mほどか。
小さな瀬を過ぎ振り返る。瀬の音がするのですぐに向きを戻した。 すると激しい瀬。慌ててエディインした。
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今までこれほどの瀬がある認識はなかった。
念のためスカウティングして良かった
この付近は右の以前の写真に比べて、深くえぐられ 川底の岩がむき出しになって瀬の様相が一変しているのが解る
2009.6 撮影 瀬に入る前。岩が多いがさほど障害となる配置や、速い流れではなかった が砂利や砂が流出し 川底の岩がむき出しに狭い流路を作ったと思われる
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2009.6 撮影 今回の左写真と位置関係が一致する
2年前は上写真のようにそれほど激しい瀬ではなかった
( この時も手前で岩に当たる瀬で沈したが )
この瀬は 2012.4.2現在、手前から砂利を積み上げ、流路が中央側に変わっているため、岩部分の落ち込みは通過しないで済む状況となっていた。
何時再び流れが出来るか解らないので注意
瀬の上流から。 目標とした航跡を記している。 ダッキーでは他のルートは通り難そう
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瀬の中間、右岸側から。 隠れ岩が点在し、流れも速く 結構テクニカル
単独だしポーテージも考えたが、ジックリ検討し、分流する岩にブローチングしなければ危険はないと考え決行
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トリプルブリッジから約1km下流の瀬を下る 動画
ジックリ スカウティングし目標コースをイメージして漕いだ
ほぼ、目標通りに漕ぐことが出来 大満足
左岸側から瀬のメイン部上流側を望む。
隠れ岩が鮮明に見える。
@の岩の進行方向左側から入り、Aの2つの間を通り、
Bの左を通り流れが右に曲がっているのと合わせ、この下流側に隠れ岩があるので、できるだけ右に向かう
Bの右側も通れそうに見えるが平らな隠れ岩が浅く、ダッキーでは通過困難と見た
もう少し水量が多ければ@、Aの岩は隠れるのでコースの自由度も上がるだろうけれど流れが速くなりそう
その場合はBの右側の方が通り易いか。
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下り終え、下流左岸からの様子
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下り終え、エディインした様子
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瀬の様子 右岸側から 動画
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瀬の様子 左岸側から 動画
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11:13 上の激しい瀬を通過し、左に折れる手前の瀬
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柳崎大橋が見えてきた
柳崎大橋とその先の大井川鉄道橋梁
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11:40 朝食が早かったので柳崎大橋の下で日光を避けながら昼食休憩
下り電車が通過。元近鉄ビスタカー
千頭行きが下りだが、山を登っていくのも面白い
この鉄橋はSL撮影適地なのだが、通過にはまだ1時間
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12:15 ゆっくり休憩をとりスタート
柳崎橋梁の下流にも瀬
大したことがないような瀬だが...
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過ぎて振り返ると、結構な傾斜
12:30 青崎橋
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青崎橋までの下は結構な瀬
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青崎橋を振り返る
12:40 青部の吊り橋だ。今日はロングコースのつもりなので通過
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青部の吊り橋 真下
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青部の吊り橋 左岸側、この先すぐに青部駅がある
12:42 右にカーブすると発電所
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岩に突き当たり直角に曲がる。 大井川に多く、以前は曲がりきれず押しつけられ沈をしたものだ
12:45 2つ目の吊り橋 水中用カメラでシャッターの反応が遅く、2枚の時間差でカヌーが進み、強引に結合
不完全な状態だがイメージとして
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12:48 発電所の先の左カーブ
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13:00 2009.6には橋脚が工事中だったが橋が架かった。 名称不明、まだ未完成なのか地図にも載っていない。
橋真下の瀬
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2008.8 撮影 まだ橋脚を作っている最中だった。
ここに瀬は無かった
橋と瀬を振り返る
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2009.6 撮影 橋脚が上より進んだ
まだ瀬は見当たらなかった
13:08 比較的大きな瀬
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13:21 万世橋
13:37 宗徳橋通過 向こうに道の駅が見える
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宗徳橋の下の瀬を通過し振り返る
13:43 河原の砂利を一列に積み上げている重機
何をしているのだろう?
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進路の選択に失敗し最後は玉石ゴロゴロの傾斜に。仕方なしライニングダウン
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14:40 中徳橋 今日のゴールは駿河徳山から塩郷の間とし、時間と疲労状況から決めるつもりであった。
ここなら田野口駅に近い。まだもう少し頑張ろう!
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15:10 午後の上り金谷行きSL
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金谷行きは機関車はバックで牽引のはずだが...?
調べてみると、これまでは千頭駅構内に転車台がありながら、金谷側に無かった。
従って、千頭方面へは通常方向の運転、金谷方面にはバック運転していた。
一部の運行では、千頭で方向転換後、金谷行きも前向き運転したことがあるようだ。
その場合、次の戻り千頭方面行きはバック運転となっていた。
2011年9月に新金谷駅に転車台が設置され、10月7日より使用を開始した。
そのため、上り方面金谷行きも前向き運転となっていた。ラッキーだった!
15:17 下泉橋 この付近で上がれば下泉駅間近
まだ元気だ!塩郷まで行こう!
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岸に近い水路
塩郷ダムが見えてきた。直前はダム湖で湖がなければならないと覚悟していたが、不思議と瀬もあり流れもあった
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15:47 塩郷キャンプ場があるはずだ。地図と景色を見比べながら進んだ。どうやらこのあたりだ。ゴール!
河原に登ると塩郷ダムが良く見える。 ナント ゲートが全て上がっている。
流れは全て下流に通過しているようで、ここまで流れがあったのがやっと理解できた。
堰堤越えも頭に浮かんだが、ダムの構造が解らないし、艇も担いで来たので止めた。
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16:20 塩郷キャンプ場は閉められ声を掛けたが誰もいなかったので、通過させていただき国道手前に装備をデポ。
塩郷駅まで1kmを歩き、大井川鉄道で千頭駅に行き、スタート地点の車を回収する。
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塩郷ダムの堰堤。上部は車が通過できる
ダムから先は下り坂、塩郷の吊り橋と、先に塩郷駅が見える
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塩郷の吊り橋を通過。 吊り橋は国道と大井川鉄道の上に架かっている
16:30 塩郷駅到着 千頭方面
16時台の電車はなく 17:10まで40分待ち
近くの民家の自動販売機で飲料水を買い、一気に飲み干した。
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塩郷駅 金谷方面。 道路のすぐ横にガードレールだけの境だ
17:10 下り千頭行きが到着
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ワンマンカーだ。 塩郷駅は無人駅。降りるときに料金を払う。 千頭駅は有人駅なので改札で精算
けっこう立派な車内。もと近鉄ビスターカーだからだ
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千頭駅に到着し車で艇を回収後、明日に備え川根温泉でゆっくり入浴。
明日は塩郷から家山の予定
☆ 大井川の感想
・ この区間を漕いだのは2009.6 2年4ヶ月前。 カヌーを始めて1年、漕艇20回目だった
当時、大井川に多い、岩に当たり直角か鋭角に流れが変わる箇所が多く曲がりきれず岩に押しつけられ食われて沈、
というケースがあったが、その後の経験で、そのクリア法が身に付き安心して下れた
・ 今年の大増水で、流れがことごとく変わっていた。
2009年に漕艇7回目でも、何とかそれほどの激しさを感じずに下れた状況に比べ、瀬の流れが深く掘られ、傾斜が急になり、更に丸石がゴロゴロして注意していても引っ掛かる所が多くなった。
大増水で軽い砂や小砂利が流され、川底の大きめの石が顕わになったのだろうか?
石に引っ掛からず下れた瀬は20〜30%だった。( 停止せず擦るくらいは通過とみなして )
・ 水量が少ない割には笹濁りで、隠れ岩の発見も困難で、ザラザラ音の瀬が近づくたびに、また岩に引っ掛かるのではと気が気でなく、進路に神経を使った。
・ 特にトリプルブリッジ下流約1kmには岩がらみでテクニカルな瀬の出現には驚いた。
ここは前回2年前までの力では、ポーテージ必須だ。 タンデム艇でも厳しいかも。
・ 今回は、一度は大井川で長距離を漕ごうと思い何とか頑張った。
・ 駿河徳山から塩郷の間は直前で変化も少なかった。今後は通常区間にしよう。