長良川
カヌーツーリング
No.59
class5 ツアー
2011.5.17(火) 〜 18(水)
class5の長良川ツアーに参加した。
Kenさん、翼さんが申し込まれたツアーにご一緒させていただけることに。
先々週、御岳でタンデムのレッスンを受け、長良川ツアーに臨んだ。
5.17(火) オーナーばり 〜 下田橋 10.9km 水位 -0.42m
: 美濃観測所
5.18(水) 赤池:スケボー 〜 木尾
9.9km 水位 -0.50m
5.19〜20 周辺観光 : 荘川、郡上八幡、美濃
、岐阜
class5 Yさん撮影の画像も使わせていただきました
2011.5.17 (火)
オーナーばりの瀬 〜 下田橋
9:30 岐阜県郡上市美並町 高砂遊遊ふれあい広場に集合
着替えをし、class5 Yさんの車に乗り合わせて上流のスタート地点に向かう
.
10:20上流のスタート地点。 オーナーばりの瀬上流。 河原まで車で降りられるのはありがたい。
しかし、河原には無数の瓶などのガラスのかけらが散乱。
ダッキーにはとても危険、歩くのにも気を付けないと足を切りそう。これほどの酷い河原は初めて。
慎重にスタート準備を進める。
.
10:40 いよいよ長良川ダウンリバーの始まり
.
東海北陸自動車道の橋。エディで最初の瀬の説明を受ける
.
いよいよ最初の瀬に突入
.
オーナーばり・上流の瀬 動画
<
不覚にも 中央の岩の右側を通るようとの指示に、
左側に流され、突き出た丸太に接触して沈。
貴重な水中写真も撮影、お楽しみください(笑)
それにしても、今までの間隔でカーブのルートを考慮しながら進んだが、流れのパワーが大きく、岩を避ける前に押し付けられた。
取るべき航跡と実際の比較図。X印点から約110m流された。後で見ると膝にかすり傷
オーナーばり上流の瀬。 美しい風景だが、初っ端からの沈でショックが大きく、後に2度も陸から見に行ってしまった
沈し、流され再乗艇したエディ。気持ちを立て直し再スタート。 正面には「オーナーばり」の看板
.
約200m下流からもう一度振り返る。
オーナーばりの瀬 動画
最初の落ち込みが大きく、その後のルートが見づらかった。
初っ端の沈で、妻も神経質になり、しきりに 「左ダヨッツ、左だよッツ 」 を連発。
オーナーばりの瀬を下る
.
後日撮影 オーナーばりの瀬。
.
しばし静かな区間
.
タチタチの瀬 下流 動画
.
タチタチの瀬は、岩が点在するが、それほどの大きな瀬では無かった。 と思い...油断大敵。
瀬でもないのに、隠れ岩に直前まで気付かず、 避けようと方向転換したが、間に合わず乗り上げ、再び沈。
緩やかな流れのため、インストラクターYさんは50mほど先行していた。
十分 セルフレスキューできる状態だったが、 念のために知らせようと、初めてホイッスルを吹いた。
Yさんが気付き、流される我々に近付いてくださり、 見守っていただく中で、流れの中で再乗艇。
妻も引き上げ、良い練習になった。
ふたたび、先に進む
.
新美並橋が見えてきた。 その先には堰がある。
ポーテージするのだろうかなど考えながら進んだ。
間近まで行ってもホリゾンタルラインははっきり見えず、不安だった
.
11:50 新美並橋下流 相戸の堰堤をスカウティング。
1m余の落差。ダッキーなら下れるとのことで緊張が走る
相戸の堰堤を下る 動画
.
上流で漕ぐ姿勢では、堰直下の様子は見えない。
一番左岸寄りのながれを下ったが、すぐ右には魚道のコンクリートがあり、これに突っ込まないよう要注意だ。
先に下ったインストラクターの位置の指示を受けながら下ったが、緊張。
パドルサインで1艇ずつ。
堰の傾斜を下るのは、流れの早さと重力の落下スピードにより一瞬だった。 ( 恐らく1秒以下 )
後日撮影 相戸の堰堤
相戸の堰堤を下る 傾斜を滑り降りるのは一瞬だった
相戸の堰堤を下る Kenさん、翼さん
.
相戸の堰堤を下りホッとし振り返る
.
12:15 午前の部を終了し、調和橋手前で昼食
昼食をとるうち雲行きが怪しくなり、遠雷が鳴り始める
.
はじめ南方向3kmで雷が鳴っていたが次第に近付き、大粒の雨に。 調和橋の下で雨宿りと雷避け。
細い橋だが効果があった。
12:40 やがて、雷が北方向に通過しスタート。
三段の瀬 動画
.
1段目の後?、入るつもりのないエディに入ってしまった。
「 行っちゃったよ 」、「 もっと左に行かないと! 」連発
三段の瀬を下る
後日撮影 三段の瀬。
.
時おり強い雨粒が落ちてきたが、ものともせず進む
.
12:50 長良川鉄道 第四長良川橋梁
ぶつかりの瀬 動画
.
13:05 長良川鉄道 第三長良川橋梁
後日撮影。 長良川鉄道 第四長良川橋梁を通過する列車。
1両編成が可愛らしい。水色の橋梁と小豆色の車体が生える
.
後日撮影。 ぶつかりの瀬。 最後の流れが岩にぶつかっている
.
瀬でサーフィンをする Yさん
.
瀬でサーフィンをする Kenさん、翼さん
我々は消極的になり、岸で見守る
次々と現れる大きな瀬を下る
.
東海北陸自動車道の橋が見え、円空ホールが近付く
.
円空ホールを下る 動画
.
右岸寄りに寄り過ぎ、岩に向かうコースとなり、直前に岩の跳ね返る流れで左に直角に曲がる必要が。
この時、落ち込みでパドリングが3ストローク空を切り慌てた。 幸い、最後のブレーキングで直角に曲がれ、事なきを得た。
13:10 円空ホール。 左の岩に向かっていき、別れた流れに曲がることができた
.
落ち込みの後は右岸側の岩に当っているので、これの回避も一生懸命パドリングした
後日撮影。 円空ホール。 左には大きなホール、中央の流れは真っ直ぐ岩に当り、降下後回避要
.
後日撮影。 円空ホール。 左、上流に第三長良川橋梁、右に東海北陸自動車道の橋
.
東海北陸自動車道の橋手前は岩の間を抜ける
.
暑さを凌ぎ水に入り一息の翼さん
13:25 高砂遊遊ふれあい広場到着
.
当初はここを1日目のゴールとする予定だったが、 早めに到着したので、車を回送しなおし 下流の下田橋まで行くことにする。
ここに2台、上流に1台の車配置なので出来た芸当
14:10再スタート
高原
やなの瀬
動画
.
右カーブなので、コース全体を見通せず、岩が多いためコース取りが難しかった
高原やなの瀬を下り終える
.
調和橋
後日撮影。 高原やなの瀬
.
ケムシの瀬(ドッカーン)
を下る 動画
.
比較的真っ直ぐな瀬だが、ウエーブが大きく波の中心に向かっていかないと弾かれそう。
下り終えると正面の岩に当っているので左に逸れる
ケムシの瀬(ドッカーン)
を下る 動画
.
14:35 ケムシの瀬(ドッカーン)を下り終える
.
大きなウエーブが3つも4つも続く
後日撮影。ケムシの瀬(ドッカーン) 上流から。 左岸側が本流
.
後日撮影。ケムシの瀬(ドッカーン) 下流から。
道路から良く見えるので、こちらからの撮影も楽しそうだ
.
福原農道橋
.
正面に下田橋が見えてきた。いよいよゴールだ
14:45 下田橋
.
今日のゴールは下田橋下流すぐ
ハードなロングコースをお疲れ様でした
.
下田橋下流の上陸地点
上陸地点からは急な坂を30mほど登る
東屋とトイレもあり便利
.
ラフトも下ってきた
今日の宿は 「 笑び 」(わらび)
.
夜の更けるのも忘れ話題が尽きない。
明日に備えてと、ようやく0時半に就寝
2011.5.18 (水)
赤池:スケボー 〜 木尾(こんの)
「 笑び 」の庭は広い。 朝霧に浮かび上がる山が美しかった
今日のメンバーは、Yさんの指導のもと Kenさん、翼さんと、そのお知り合いの おざけんさん。
笑び のオーナー いけぽんさんも一緒に下られた。
ダッキー2艇、カヤック3艇だ
.
朝霧に煙る山
.
笑び の庭。広く、池や裏に畑も
.
10:15 出発地点の通称ビーチに到着。 ラフトも賑やかに下っていた
出発準備を進める
堤防の上で艇を膨らまし河原に降ろす
.
10:40 いよいよ出発
ぶつかりの瀬 動画
.
今日は天気が良く気持ちが良い
上流側 下田橋までは、昨日下ったが 天気により全く印象が変わる。 鉄橋の青色も美しかった。
小さめの ぶつかりの瀬でもカメラに水滴が付いた
.
インストラクター Yさんは今日はカヤックだ
第三長良川鉄橋を列車が通過した
.
円空ホールでプレイするYさん。 見事な技に見学者は感動!
.
東海北陸自動車道の橋 11:15通過
.
11:20 三城橋通過
高原やなの瀬 飛沫が美しい。 艇のスピードにカメラを合わせられずKenさんしか写っていない
.
カヤックで軽快に下る おざけんさん。
長良川まで1時間で着く所にお住まいで しょっちゅう漕がれるとのこと。羨ましい!
高原やなの瀬を下る、連続写真
高原やなの瀬を下る、連続写真 Kenさん、翼さん
高原やなの瀬を下る、連続写真 おざけんさん
.
右岸に高原やな、先に郡南橋
.
いよいよケムシの瀬(ドッカーン)に突入
.
ケムシの瀬 (ドッカーン) 動画
.
ケムシの瀬(ドッカーン)を下る。 最初のウエーブで跳ね上がり、落ち込む
ケムシの瀬(ドッカーン)を下る おざけんさん。 カヤックで翻弄されながらもバランスをとるのはすごい
ケムシの瀬(ドッカーン)を下り終え、エディで撮影 大きなウエーブがたてつづけに
熱心にカヤックの漕法の指導を受ける おざけんさん。
Yさんの指導内容をダッキーにも応用と思うが、言われていることが十分理解できない
.
12:20 下田橋に到着
.
昼食。 東屋・トイレもあり便利
温かい日向が良い人、日影が良い人、思い思いに
昼食を終え再び川に
午後の部は おざけんさんはダッキーに乗り換え。
カヤックを留めておいた車に収納、代わりにダッキーを降ろす。 カヤックで長距離は、足がきついので...とのこと。
.
13:10 出発。 ここからは昨日も漕いでない初の区間
おざけんさんは初ダッキーだそうだ。
懺悔の瀬
を下る 動画
.
13:25 懺悔の瀬
長く隠れ岩も多く、最後の落ち込みの途中にも岩があり、 引っ掛かり気味で下った。
先に降りたYさんから、コースの指示が出ていたが、 夢中で聞こえなかった
懺悔の瀬を下る Kenさん、翼さん。 複数コマ合成で
いけぽんさんも満面の笑み、楽しそう
後日撮影。 懺悔の瀬 岩が多く、コース取りが重要なのがよく解る
.
13:30 吉田橋
.
13:40 みなみ子宝温泉が上に見える
後日撮影。 みなみ子宝温泉。 駅舎と温泉施設が一体となっている
.
13:50 勝原橋通過
.
勝原橋の先、長良川鉄道 第二長良川橋梁
こんのの瀬
.
美しい色、技
こんのやなが見えてきた。
そろそろゴールのウエーブだ!緊張が走る
.
コンノウエーブ
動画
.
迫力ある流れに乗りながら本流中心を突進。
ウエーブを突き抜け、無事通過。
早い流れを右岸に寄るのが遅れ少々流され遡上
14:25 コンノウエーブ下でゴール
コンノウエーブでのプレイを見学する我々
.
コンノウエーブを下る
.
コンノウエーブでプレイを見学するメンバー
.
Yさんはジャクソンチームのメンバーに選出され、来月ドイツで行われる世界大会に出場されるそうだ。
検討をお祈りする!!! ツアー中でも時間があるとウエーブで練習されている姿勢に感動した。
このような方に教えていただいていることにいつも感謝している
コンノウエーブでプレイ スピンやターン、早い流れの中で瞬時の判断とバランス。 世界レベルの技に感動!
後日撮影。 コンノウエーブ左岸側から。 右岸側には道の駅美並
.
撤収には道の駅まで担ぎ上げる
.
河原から踏み跡があり、最後は階段 約20m
道の駅美並
.
長良川の感想
・ ガイド&サポートしてくださった class5 Yさん、 誘ってくださった Kenさん、翼さん、
「笑び」での宿泊、楽しい夜の談笑と
2日目にご一緒させていただいた、笑びオーナーのいけぽんさん、 と
現地情報に詳しく、その後の観光情報も教えてくださった おざけんさん
大変お世話になり、ありがとうございました。
・ 美しい水、景色、時おり現れる緊張する瀬にダウンリバーの醍醐味を満喫できた。
・ 自宅から高速道経由で4時間以上と遠いのが残念である。
・ 水量はやや多めの1日目だったが、水のパワーの大きさ、傾斜が大きいためか流速が速いことに圧倒された
今までの川には少ない落ち込みや大きなウエーブが沢山あり、ダウンリバーは楽しかった。
・ 1日目、出発直後の沈は、これまでの川の流れのつもりでコースを進んだが、
水のパワーの差を把握できないまま 岩に向かい、避けきれずに衝突した結果だった
・ 2度目の沈も、今までなら隠れ岩に引っ掛かっても、揺するか回転して回避できたが、乗り上げた後
ゆっくりのようでも速い流れのため、艇が傾いた結果だった。
2度の沈とも、出発後1時間以内だったのは、感覚が付いていけなかった結果と反省した。
・ ダウンリバー後、2日間 未踏の地域の観光もし楽しんだ。 ( 以下、付録画像 )
後日撮影。 ベンツの瀬。 ゴールより下流の大きな瀬を偵察。
上流側に堰があり、中央部が開かれており下れそう。
.
付録画像 : ツアー後 の観光
美並
日本まん真ん中センター
美並町は、日本の丁度真ん中に当る
荘川
日本の真ん中であることを表示している
郡上八幡から荘川への峠に近い高鷲村にある夫婦滝
長良川の源流にあたるそうだ。 高さ17m
.
荘川の道の駅に併設されている温泉、 桜香の湯
アルカリ泉で、肌がツルツルする気持ちの良い湯だった
荘川 そばの里にある 大きな水車
.
荘川桜 御母衣湖(みぼろこ)畔にあり樹齢450余年
翌朝白鳥まで戻り、駅前の喫茶店で
.
郡上八幡
初体験のモーニング
郡上八幡城 乗用車は天守閣近くまで細く曲がった道で登れる。
.
天守閣からは郡上八幡市街を360度見渡せる。
南西方向、右上に長良川が流れる
郡上八幡の古い町並み。 保存が行き届き、店も情緒があり楽しい。 この町で1日過ごした
.
宗祇水(そうぎすい) 室町時代の連歌の達人 飯尾宗祇がこの湧水の傍で庵を結び、愛用したことから「宗祇水」と呼ばれるようになったそうだ
.
やなか水のこみち 生活に密着した水路が風情を醸し出す。 小路には玉石がデザインされて埋め込まれており美しかった
郡上八幡博覧館のビデオを撮影。 吉田川に架かる新橋から13mの高さを、飛び込む行事がある
.
美濃
郡上八幡博覧館の郡上踊り 実演。
夏には長い間、毎晩踊りが開催され、お盆の時期には徹夜で踊り明かすそうだ
上有知湊(こうずちみなと)灯台。(川湊灯台)
長良川畔にあり、高さ9m
.
美濃市うだつの上がる町並
旧名鉄美濃駅 レトロな電車と駅舎が保存されている
.
関
関市は刃物の街として昔から知っていたが、岐阜への道筋、つい立ち寄り 記念に1本包丁を購入した。
刃の切れ味は流石!
岐阜
岐阜城へはロープウエイで登った
.
岐阜城 金華山(稲葉山)にある山城跡。織田信長が、斎藤龍興から奪取し新たに造営した
小田信長像
.
岐阜と言えば長良川鵜飼
.
鵜飼観覧船事務所。 ここで予約したチケットを購入
出船前に鵜匠 杉山喜規氏から 鵜飼についての説明
.
いよいよ出船、長良橋を上流に向かう
鵜飼の模様 暗がりのかがり火だけなので撮影は難しかったが、鵜が鮎を捕えた瞬間を撮れた
まだ時期が早いので、鮎は成長しきれておらず小型だったが、風流なひと時を過ごせた
長良川ダウンリバー後、2日間フルに観光し楽しんだ。
.